【DDTプロレス 竹下幸之介】AEWへは「一か八か」で行ったわけではない。「イケる」という確信の下で渡米した

――そう考えると、4月にAEWに参戦出来て良かったですね。ちょっと時間を戻して、3.12新宿「ALL OUT解散興行『ALL OUT FINAL FIGHT』」がありました。長い間所属していたユニットの解散興行。この大会についてお話をお聞かせください。

竹下:寂しかったですね。やっぱり思い出があるし。以前、アントーニオ本多さんやトランザム☆ヒロシさんと一緒にハッピーモーテルというユニットを組んでいました。その解散の時も悲しかった思い出があるんですが、ハッピーモーテルは友達同士で偶発的にできたもの。たまたま地方でタッグ組んで、チーム名を付けた「ふわっ」としたユニットでした。

 でも「ALL OUT」は彰人さんと仲が良かったわけでなく、キチンとしたプロレスのユニットとして一から作り上げ4年間継続しました。自分たちで作り上げて育ててきたチームです。

 僕は「ALL OUT」の遺した功績は大きいと思います。DDTの6人タッグの新しいスタイルを作れたと思う。それにDDTのユニットの中で様々な人たちと抗争してきたチームだと思います。

 DDT内だけではなく#STRONGHEARTSやセンダイガールズとか。そういう意味ではALL OUTだから出来たことが多かったですし、自分のレベルアップにもつながりました。

 チリ人のディエゴが参加したり海外からの選手も受け入れた。実力が拮抗している選手が集まるよりは、これから頑張る選手たちを指導するチーム。

 部活に例えるなら僕や彰人さんが3年生で、勝俣瞬馬や飯野雄貴ら新入生が加入して成長していく…そんな感覚でしたね。

――僕はALL OUTで勝俣選手が実力をつけたように見えます。

竹下:勝俣はALL OUTに約2年間在籍していました。最初の1年は、作戦通りに動いてくれず噛み合わないことが多かった。試合をするたびに僕の求めることも多くなり、勝俣も大変だったと思います。でも、彼自身が何かキッカケを掴み2年目に入って急成長しましたね。

後編へ続く

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<インフォメーション>
5.27新宿FACEにて「Ultimate Tag League 2021 the FINAL!!」が行われます。16年ぶりの開催、果たして優勝するのは、どのチームなのか!詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。

また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。

竹下幸之介 Twitter
The 37KAMIINA Twitter

取材・文/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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