DDTプロレスが9月8日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「友情、努力、勝利 in NAGOYA 2024」を開催した。
遠藤は「CyberFight Festival 2022」(2022年6月12日、さいたまスーパーアリーナ)で中嶋勝彦の張り手を食らい脳震とうを起こし、レフェリーストップ負け。その影響で42日間欠場し、当時保持していたKO-D無差別級王座を返上。KO-D無差別級挑戦は約2年ぶりとなる。
【写真】KO-D無差別級選手権試合へ向け記者会見。王者・青木が差し出す手を遠藤は…
青木は8.25後楽園で上野勇希を破り同王座を奪取。試合後「このベルトを獲ったからには、中嶋勝彦にやり返す」とDDTでは禁断の名前を口にし、遠藤が挑戦を表明。青木が受諾して、名古屋大会での王座戦が決まった。
9.4新宿FACEで大石真翔に勝利した青木は「(遠藤が)悔しかったこととか、苦しかったこととか、全部リング上に持ってきてください。全力で受け止めます。そして僕が潰します」と王座戦へ抱負を語った。
試合は序盤、青木ペース。執拗なグラウンドの攻防に苦しめられる遠藤。セコンドの大石真翔から檄が飛ぶが、どんな体勢からも関節技を極める青木になす術がない遠藤。
場外にエスケープした遠藤を、8.25上野戦でも見せた青木のトペ・スイシーダーが襲う。青木に首を極められたまま、遠藤はコーナーに登り雪崩式ブレーンバスター。
トーチャーラックボムに行く遠藤の隙をついて青木はスリーパーホールド。両者揉み合い場外に落ちるが青木はスリーパーを離さない。
リング内に戻り遠藤が波状攻撃。秋山譲りのエクスプロイダーを見舞うがカウント2で青木が跳ね返す。
背後から鬼の形相をした青木のスリーパーが遠藤を襲う。遠藤は担ぎ上げトーチャーラックボム、しかしすぐにフォールには行けない。
バーニングスタープレスに行く遠藤を青木はトップコーナーからフランケンシュタイナー、ダイビングニードロップ。そして卍固めで遠藤の肉体を締め上げる。
必死にロープに手を伸ばす遠藤、だがリング中央でがっちり極まる。ロープブレイクするも、青木はすかさずスリーパーホールド。ギブアップしない遠藤、最後はレフェリーが試合を止めて、第83代王者の青木が初防衛に成功。
青木は「俺たちは強い、自信持っていきましょう」とマイク、足早にリングを後にした。
記事/まるスポ編集部