――海外遠征についてはいかがですか?
MAO:今年の夏はKING OF DDTで優勝、KO-D無差別級王座に挑戦しました。これがなかったら海外に行きましたね。
今回の7.21両国国技館大会はDDTの中で一番重要なビックマッチ。それもメインイベント。だから大会に穴を開けるわけにはいかなかった。海外遠征となると2週間は日本を空けることになりますから。
それに日本でやりたいことが沢山ありました。ちょっと海外遠征している暇はなかったですね。今後もスケジュール次第かな。
――この夏、力を注いだ両国大会は終了。MAO選手が企てる次の計画は?
MAO:DDT UNIVERSAL王座を10回防衛しました。さらなる目標は15回、そして20回と防衛記録を重ねること。一生破られない記録を作りたいですね。
――個人的に、MAO選手憧れのカズハヤシさんが保持していた世界ジュニア王座17回連続防衛という記録が頭に浮かびます。
MAO:そこなんですよ!今後、誰にも破られない実績を作って記録を残し、歴史に名を刻むのが目標であり野望です!
――そのDDT UNIVERSAL王座の11度目の防衛戦が、9月8日名古屋で行われます。対戦相手は阿部史典選手。様々な団体で活躍する個性的なレスラーです。
MAO:実は2019年にZERO1、そして昨年のバーレスクで2回直接闘った事があるけど、やっぱり変な選手でした。僕みたいに変な自覚があると思います。本当に変でそれでいて強さもあってお客さんの心も掴む選手です。
シングルでしっかりと対峙するのは初めてで「遂に来たか!」と、とても楽しみにしています。
――最後に阿部選手との王座戦に向けて意気込みをお願いします。
MAO:変な阿部さんと変なMAOがUNIVERSALかけて熱く変な防衛戦になると思いますが、ここもしっかりと防衛してUNIVERSALチャンプとして、まだまだみんなが知らない世界を見せていきたいです!
(おわり)
<プロフィール>
MAO(まお)1997年1月28日生まれ、宮城県大崎市出身。中学1年生の時、たまたま見たプロレスにハマってしまうと、YouTubeに「中学生プロレス」なる動画を投稿。それが髙木三四郎の目に留まったことがきっかけでDDT入団。2016年5月から大石真翔、勝俣瞬馬とアイドルユニット「NωA」で活動。2018年7月マイクベイリーとのタッグ「MOONLIGHT EXPRESS」で第65代KO-Dタッグ王者に。現在はThe37KAMIINAに所属、第12代DDT UNIVERSAL王者に君臨、これまで10度防衛している。
<インフォメーション>
2024年9月8日(日) 愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「友情、努力、勝利 in NAGOYA 2024」が行われます。DDT UNIVERSAL王者・MAOは阿部史典の挑戦を受け11度目の防衛戦を行います。詳細はDDTプロレスリングWEBサイトをご確認ください。なお試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみいただけます。
◇MAO X
◆MAO Instagram
取材・文/大楽聡詞 編集/黒澤浩美
写真提供/DDTプロレスリング