――そうなると全日ジュニアの象徴「世界ジュニア王座」に照準を定めて…
MUSASHI:そうなんですよ。これまで2回挑戦して2回とも獲れていません。全日本所属になり1戦目の試合が8月3日仙台大会、ミスター斉藤”土井成樹の持つ世界ジュニア挑戦。
「即戦力として結果を出す」と言いながら、全日本にベルトを取り戻すことができませんでした。
常に土井成樹にリベンジしたい気持ちはありますし、全日本ジュニアで戦っていくと決めたのなら、絶対に獲得しなければいけないのが“世界ジュニア王座”ですから。
――次の挑戦が3度目になります。「2度あることは3度ある」ではなく「3度目の正直」に期待しています。
MUSASHI:もちろん、そこは「3度目の正直」にしなければいけないですね。
――9月1日、福岡大会はMUSASHI選手と吉岡選手の保持するアジアタッグ王座に阿部史典選手と立花誠吾選手が挑戦しますね。
MUSASHI:実は挑戦者2人とリング上で対戦したことが、あまりないんですよ。だから掴みどころがない。映像で確認しましたが、未知数な部分が多いですね。
2人とも実力者であることは間違いないですが、実際に肌を合わせてみないとわからない部分がたくさんあります。しかし、むーちゃんせーちゃんは100人乗っても大丈夫!
――「耐久性がある」ということでしょうか?
MUSASHI:つまり、「誰が来ても大丈夫」ということです。アジアタッグ王座は絶対に防衛します!
(おわり)
<プロフィール>
MUSASHI(むさし)、1990年7月6日生まれ、岩手県滝沢市出身。2010年6月11日、みちのくプロレスでデビュー。2018年3月メキシコへ渡り武者修行。2019年3月、凱旋帰国し、同年5月、東北ジュニアヘビー級王座を獲得。2023年10月、体調不良のリオ・ラッシュに変わり、新日本プロレス「SUPER Jr. TAG LEAGUE」に初出場。2024年2月末、みちのくプロレスを退団。同年3月から全日本プロレスに参戦。7月20日、全日本プロレスへの所属を志願し福田剛紀社長の快諾を得て正式に入団。6月24日後楽園ホール大会にて第124代アジアタッグ王者(パートナーは吉岡世起)に輝き、2度の防衛に成功。
<インフォメーション>
2024年9月1日(日) 福岡・福岡アイランドシティフォーラム「熱闘!サマーアクションウォーズ2024」が行われます。アジアタッグ王者のMUSASHIは吉岡世起とのコンビで阿部史典&立花誠吾の挑戦を受ける。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/大楽聡詞 編集/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス