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シードリングにケジメ。引退した中島安里紗との対戦
――8月10日、埼玉・川越大会の試合後、「心残りがある」と中島安里紗選手の名前を口にし、8月19日後楽園大会で高橋奈七永&後藤智香vs Sareee &中島安里紗戦が行われました。
奈七永:8月23日、中島が引退。シードリングは自分が旗揚げした団体。でも辞めることになった。表向きでは触れないように、何もなかったように装っていましたけど、そのことが“染み”のようにずっと心に残っていたんです。
当時、シードリングの残ったメンバーにたくさん迷惑をかけて退団しました。その側面だけを見たら、「調子いいな」と思われるかもしれない。
でも人にどう思われようが、私には「私の中の真実」がある。もう試合ができないのなら、「最後に戦いたい」と声を上げるしかなかった。
新人ライター#ミライの観戦レポ②「SEAdLINNNG~9周年記念大会・中島安里紗引退試合~」を観戦してきました
「すがすがしい引退試合だった。」 大会の感想をひとことで言い表すとすれば、それが一番しっくりくる。あくまでも個人的な意見だが、中島本人もそのような気持ちだった…
――8.19後楽園は、ジュリア選手と桜井麻衣選手、そして高橋選手と中島選手の過去を背負った戦いでしたね。
奈七永:彼女たちには彼女たちの戦いがある。あの日の戦いは28年間歩んできた私の歴史の一部であり、一端を担ってきたもの。それをマリーゴールドのファンにも感じてもらえたらと思って臨んだ試合でした。
試合後、中島に花束を持参したら「なんでもかんでも綺麗ごとにするところが嫌いなんだ」と言われたけど、綺麗ごとというより私は本心しか言ってない。試合したかったのは中島の方なんじゃないの?
ただ、アイツのエルボーは相変わらず痛くて最低で最高でした。