【DDT】“いつでもどこでも挑戦権”獲得のKANON「シングル王座を強奪しTAKAみちのくを逆指名だ」

――2022年4月にKANON選手がDDTに本格参戦し、今年3年目に入りました。これまでシングルのベルトに絡む挑戦が少なかったように感じます。

KANON:この2年間、意外とそのチャンスは少なかった。実はKO-D無差別級王座に一度も挑戦していない。2023年2月名古屋大会でDDT UNIVERSAL王座に一度挑戦しただけ。

ここではチャンスを掴むだけでも精一杯。年に2回、「KING OF DDTトーナメント」と「D王 GRAND PRIX」がある。この公式戦で優勝しないと正式にKO-D無差別級王座への挑戦権は獲得できない。

もしくは、チャンピオンの逆指名。挑戦者になるには基本的にはその方法しかない。なかなかフラっと出ていって「挑戦させてくれ」って言いにくいのがKO-D無差別級王座、DDT UNIVERSAL王座、DDT EXTREME王座なんだ。

だから、この「いつでもどこでも挑戦権」というのは、散々自分が言っているように“使いどころがすごく大事”で、それが「できるだけチャンピオンにとって最悪なタイミングであればあるほど効果がある」と思っている。

要は「自分がもっともベルトを獲得しやすいタイミング」で行使したい。でも「どのベルトに挑戦するのか?」「どのタイミングで名乗りを上げるのか?」はリング上で確かめてくれ。

だから、「上野、上野」と言いながらも、MAO(現・DDT UNIVERSAL王者)に行くかもしれないし、勝俣瞬馬(現・DDT EXTREME王者)に行くかもれない。

それがいつになるか…仮に試合中になにかのアクシデントで骨折でもしようものなら、その時に使うかもしれない。

自分が「ここだ!」と思ったタイミングで行くつもりだ。

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

KANON:今、周りから見ても、「いつでもどこでも挑戦権」を持っているKANONが一番美味しい存在だ。

自分がDDTの中心に一気に行くタイミング。それはチャンピオンにとっては最悪で最低なタイミング。それをみんなで予想して楽しんでもらいたい。
(おわり)

<プロフィール>
KONON(カノン) 1996年9月23日生まれ。石川県金沢市出身。
TAKAみちのくからのスカウトでプロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT(=JTO)に入門。2019年7月8日後楽園大会、JTO武蔵龍也戦でデビュー。2022年3月末JTO退団後、4月10日後楽園大会よりDDTに本格参戦。佐々木大輔、MJポーとともにDDTのヒールユニット「DAMNATION T.A」に所属。恵まれた体格と水泳、バレーボール、アメリカンフットボールなどで培った身体能力を活かし、バリエーション豊富な得意技コブラツイストでも観るものを魅了するレスラー。
タイトル歴:第3代KING of JTO/第46,54,56代KO-D6人タッグ王座/第79,81代KO-Dタッグ王座

<インフォメーション>
8.25後楽園ホールで「夏休みの思い出2024」が開催。KO-D無差別級選手権試合、王者・上野勇希に青木真也が挑戦。KANONは「いつどこ挑戦権」を行使するのか?
■チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
■試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
KANON X
KANON インスタグラム

取材/大楽聡詞・文/黒澤浩美
写真提供/DDTプロレスリング

1 2 3 4

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次