――8月2日新宿FACE大会で、「いつでもどこでも挑戦権争奪シングルマッチ」で納谷幸男選手からTKO勝ち。ある意味、シングルのベルトに挑戦できる一番の近道だと言えるかもしれません。そのうえで、8.10大阪大会でのセミファイナル(上野勇希&秋山準vs HARASHIMA&平田一喜)終了後、挑戦権を保持するKANON選手が上野選手(現・KO-D無差別級王者)の前に立つも、この日の行使は回避しました。
KANON:実は8月10日の上野勇希の試合をみて、「こいつ疲れてない」と感じた。
いつもあれだけ激しい試合しているのに、対戦相手がHARASHIMAと平田だ。「まだ挑戦権を使う時ではない」と。一旦、今のKO-D無差別級チャンピオンの試合が終わった後の姿や様子をちょっと見ておこうと。
ちゃんとコスチュームを着用し試合ができる格好で、「今じゃないだろうな」とはうすうす感じながらも、一応確かめる意味で出て行った。
「なるほど、あ、試合終わったらこんな感じなんだ」と。予想通り、上野勇希は汗一つかいていなかった。試合後の上野を分析する目的もあったんだ。
――今回「いつでもどこでも挑戦権」で挑戦できるのはKO-D無差別級王座、DDT UNIVERSAL王座、DDT EXTREME王座の3本ですが、KANON選手が一番に狙っているベルトはやはりKO-D無差別級ですか?
KANON:挑戦権を持っている他の3人(中村圭吾、高鹿佑也、アントーニオ 本多)が出てきた理由は分からないが、自分としては完全にKO-D無差別級を狙うという意思表示ではないから、そう捉えないでほしい。
変な匂わせに思われるかもしれないが、KO-D無差別級に挑戦しようとする“振り”かもしれない…あくまで信じるか信じないかは…まあ、それに関してターゲットはまだ明確にはしない。
――TAKAみちのく選手の、「チャンピオンになったら逆指名してこい」という発言に、ベルトを獲得して応えたいですね。
KANON:もちろん。