10月3日の新宿FACE大会での試合を最後に「DDT退団」を発表した大石真翔。昨年、宮城県仙台市に自宅を購入。家族と離れ単身赴任で暮らしていた。今回退団をするキッカケは「家族」の存在。「4歳と2歳の子供のそばで過ごしたい」と目を細めながら話す大石に“退団前に戦いたい相手”“今後について”など心の内を聞いた。
――10月3日「God Bless DDT 2024 TOUR in SHINJUKU」新宿FACE大会での所属ラストマッチでDDTを退団。拠点を仙台に移すと発表がありました。
大石:宮城に家を購入して、去年の夏前から家族(奥さんと子供2人)は向こうに住んでいます。僕は仕事のために東京に家を借りて単身赴任。1ヶ月に2回くらい宮城に戻ります。
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――大石選手のXに、宮城出身で地元人気の高い斉藤ブラザーズ(全日本プロレス)のポストが多いのは、そういった理由もあったのでしょうか?
大石:それは違いますね。昨年のD王GPに斉藤ブラザーズの弟レイ選手が出場。「ちょっと勉強しておこう」とYouTubeで彼らが出演する「TAXIめし」を観たら、単純にハマりました(笑)。
――ところで退団ではなく、新幹線で通う選択もあったそうですね。
大石:髙木(三四郎)さんから「バスの運転や事務所の仕事もしているので抜けるのは困る」と退団を止められました。
しかし元々の理由は、家族のそばに居たいから。ですからケジメとして退団を選択しました。
――東京に戻る時、娘さんが「帰らないで…」と。
大石:やっぱり、あの姿を見ると家族のそばにいたい。ただ4歳の娘が泣いている隣で2歳の息子は「バイバイ」って手を振るんですよね。下の子は、結構ドライなんですけど(苦笑)。