【マリーゴールド】石川奈青「私には何も無い。それでも頑張る姿をリング上で見せたい」

――旗揚げ戦、青野未来選手との試合で“やられても立ち上がる姿”がとても印象的でした。観客からも大きな声援がありましたね。

石川:見ているお客さんの中には、私と同じように人生で上手くいかないことが多い人もいると思う。

プロレスをやっていて、天才的な才能を持ってる選手が多いですが、私には何も無い。それでも頑張る姿をリング上で戦って見せたい。

共感してもらうためにプロレスをやってるわけではありませんが、自分にできることは本当にそれだけ。

私はリング上で持てるものを全部出さなければいけない。そういう気持ちで戦っています。見ている人たちが、その私の戦う姿を見て何か心に引っかかるのならありがたいです。

――今後の目標を教えてください。

石川:
7.20新木場のタッグトーナメントは体調不良で欠場してしまったので、不戦敗で戦えてすらいない。高橋奈七永さんとタッグ「パッションシスターズ」を組ませていただいたので継続して行きたいです。目標はタッグのツインスター王座が1番気になっています。

だから7.30後楽園、ツインスター王座決定トーナメントで優勝した桜井麻衣&MIRAI(ミライサク)に挑戦表明しました。私と高橋奈七永さんとのパッションシスターズは負けていません。

もちろん、チャンスがあれば赤いベルト(ワールド王座)や白いベルト(UN王座)も狙っていきたい。ただシングルで勝利していないので、まずはシングル初勝利です。

――最後にファンの方に一言お願いしします。

石川:団体で期待されていないし、すみっこの女とか言われていますが、見てくれるお客さんには私のプロレスが必ず伝わるように、自分自身もっともっと強く成長していきます。これからもリング上の“石川ワールド”を楽しんでいただければと思います!
(おわり)

<プロフィール>
石川奈青(いしかわ なお)1994年5月27日生まれ、石川県出身。身長158cm、体重56kg。アイスリボンが主催するプロレスサークルに参加。2020年5月4日、アイスリボン道場でデビュー。22年11月、自身のプロデュース興行にて安納サオリの持つICE×∞に挑戦。会場は石川コールに包まれるも敗戦。23年3月に上層部批判を行い退団。5月スターダムのNEW BLOOD8に中野たむとして登場し、周囲を困惑させた。23年9月プロミネンス世羅りさに直談判しメインでハードコアマッチを行う。背番号70、キャッチフレーズ「百万石のニューヒロイン」

<インフォメーション>
8月19日(月)後楽園ホールにて「MARIGOLD Summer Gold Shine 2024」が開催。ジュリアの国内ラストマッチが行われます。詳細はマリーゴールドWEBサイトをご覧ください。また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
◆石川奈青 X
◇石川奈青 インスタグラム

取材・文/大楽聡詞
写真提供/マリーゴールド

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