7.13両国国技館で11年ぶりにタイトルを獲得した“初代スーパーフライ級王者”翔月なつみ。2012年1月デビュー。2013年4月に念願のタイトル「ゴッデス・オブ・スターダム王座」を宝城カイリ(カイリ・セイン)と獲得したが、同年5月より腰の筋肉損傷で欠場。その後、年内復帰が困難になりスターダムを退団。紆余曲折あり、2024年4月マリーゴールド旗揚げに参加した。
――マリーゴールドの旗揚げ戦から3ヶ月が経ちました。プロレスのリングに戻ってきた今の心境を聞かせてください。
翔月:やはり最初はブランクもあって不安が大きかったんですけど、 徐々にプロレスラーとして感覚を取り戻してきました。
私はデビューが2012年1月、その頃より色々と人生経験を積み重ねてきたので「それがプロレスに活かされているな」と感じます。あの頃より余裕が出て、少し自信がついたかなと思います。
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――昔はそんなに自信がなかったのでしょうか。
翔月:当時、高橋奈七永さんや夏樹たいようさんと“経験の差”をずっと感じていました。
試合でも先輩方と戦うことが多く、試合後は「やはり、まだまだ…」という感じでした。でも今やっと実力が追いついてきたかなと。
――7月13日、両国国技館のリングで初代スーパーフライ級王座を獲得しました。11年前にカイリ選手とベルトを獲得した「ゴッデス・オブ・スターダム王座」も両国国技館。11年ぶりにベルトを手にしていかがですか?
翔月:11年前のタッグ戦は木村響子さんとヘンリー・ヘイトレッドで強敵でしたが、カイリの力を借りてベルトが獲れたと思っています。
今回はシングルマッチ、誰にも頼れない自分との戦いの中で勝つことができました。
自分の自信にもなったし、相手が松井珠沙。私の中で今“ライバル”とも言える存在の松井に勝利し、初代スーパーフライ級王座を獲得することができた。当時とは全然違う感覚で、自信に繋がりました。