【マリーゴールド】増村貴宏「日本一のプロレス団体にできるようにサポートしたい」

――逆にきついのはどんな時ですか?

増村:やっぱり車での移動ですね。前は北海道遠征のときに茨城県の大洗からフェリーで行くこともあったのですが、東京から仙台で一人乗せて、そのまま青森で一泊。翌日、フェリーで北海道入りとかありました。

一回台風が北上している時、東京から博多まで車移動したことがあります。最初、グッズを陸便で送って「みんな飛行機で行こう!」と。

しかし陸便が試合の開始時刻に間に合わないかもしれないという緊急事態になりました。

急遽「とりあえずハイエースで行こう」となり、深夜に出発。台風を避けつつ休み休み運転、3人で交代しながら約20時間くらいかかりました。

運転しない時も座席に固定された状態ですから、身体がバキバキでしたね(苦笑)。

――それは大変ですね(苦笑)。レスラーは輝ける場所がありますが、それを支える裏方さんにスポットが当たることは少ないですよね。

増村:僕はあまり人前に出ることが好きじゃないので裏方があってますね…。最近思うのは、今のお客さんはすごく温かい人が多いんですよ。

元々、僕は「週刊ゴング」のカメラマンだったので試合の写真を撮っていると「見えねえよ!」と蹴飛ばされることがありました。特に地方や新木場ファーストリングは、リングと客席が近いから何度も蹴られました。

チケットを購入して観戦しているお客さんの視界をふさがないように細心の注意をしていますが、大技が決まった瞬間見えないと申し訳ない気持ちです。

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