――ところで7.21両国大会、KO-Dタッグ王座3度目の防衛おめでとうございます。改めて試合を振り返っていただけますか?
遠藤:最初、タイトルマッチが決まってから両国に至るまで、 僕の中では小峠さんの気持ちが見えなかった。見えない状態で両国のリングに上がることになりました。
でも実際、両国のリングで戦ったら “TEAM NOAH”を背負ってKO-Dタッグも真剣に獲りに来たし、必死で僕たちBURNINGを倒しに来ているのを感じました。
――TEAM NOAHとの戦いは、3月20日ノア横浜ラジアントホールで「LIMIT BREAK」で初対決。そのメインでぶつかった遠藤選手が「潮崎豪選手と戦いたい」と言って開戦しました。でも途中で潮崎選手から小峠選手に矛先が移った気がします。
遠藤:パートナーの飯野が「潮崎さんと剛腕対決をしたい」と言い出しのも要因の一つかも知れません。
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――あまり感情を出さない小峠選手の感情を引き出したのは遠藤選手だった気がします。
遠藤:僕の小峠さんへの印象は“前に前に出るタイプではない”でした。職人気質というか縁の下の力持ち。自分が一番ではなく、隣の人を持ち上げる選手。
それに大阪出身だから、すげえ喋って自分が前に出るのかと勝手に想像していたけど印象が違った。
僕も似ている部分がある。例えば、パートナーの飯野をどうやって活かせばいいかを考えるところ。シングルマッチと違いタッグではパートナーを引き立てる動きをしてしまうんです。だから小峠さんに似てると感じました。