――将来イヨ・スカイ選手と対峙した時、さらに進化した“林下詩美”で戦うのを楽しみにしているファンも多いと思います。
林下:もちろん、そのつもりです!とにかくイオさんには入場からすごく魅せられるものがありました。入場した時のスター性やオーラって、練習しても出せない。そこは自分もある方だと思ってますが(笑)。
――あると思います。生まれながらのスターだと思ってます(笑)。
林下:ありがとうございます(笑)。自分もスターですが、それでもやはり全然レベルが違うと感じました。
――その両国大会でワールド王座、UN王座、スーパーフライ級王座の初代王者が決まりました。イヨ・スカイ選手と闘い、刺激を受けた林下選手はどのベルトを狙いますか?
林下:スーパーフライ級は体重制限もありますし、自分のカラーと違うタイトルだと感じています。
――となると白のUN王座か、赤のワールド王座になります。
林下:白のチャンピオンになった青野未来が、とても気になりますね。ただ一番は赤いベルトを持っているSareee。かなり意識しています。
私は「マリーゴールドでエースになるべき存在だ」と思っています。ですが現状、赤いベルトはマリーゴールド所属選手ではなく、Sareeeが持っている。そこは自分が取り返したいなと。
――チャンスがあるなら、Sareee選手への挑戦を考えていますか?
林下:もちろん。だけど「今すぐ」ではない。6.11後楽園、高橋奈七永さんとの“パッション注入マッチ”や両国でのイオさんとの試合を経て、自分の課題点を見つけました。ですからそれを改善、レベルアップした“林下詩美”で挑みたいと思っています。
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取材・文/大楽聡詞
写真提供/マリーゴールド