【DDTプロレス 男色ディーノ(後編)】7.21両国大会、私にとって小さくない存在の髙木三四郎を“最後に看取るのは私しかいない”という気持ちで望みます!

――今、ディーノ選手は「DEAD OR ALIVE」というユニットに所属されています。ユニットを通して観客に伝えたいことはありますか。

ディーノ:ユニットの秋山準、大石真翔、私、3人ともベテランよね。だから自分の生きざまをリングに反映するのみ。ユニットとして表現することは特にないわ。

王道プロレスラーとして歩いてきた秋山準、インディー団体で泥臭い道を歩いてきた真逆の私、そして私たちを結びつけている大石真翔という存在。その3人が共存するためのユニットだと思っているわ。

――プロレスラー「男色ディーノ」としてはいかがですか。

ディーノ:私のスタンスは、最初から最後まで変わっていないの。「プロレスラーは舐められて終わりだ」とよく言われますけど、私は「舐められてからが始まりじゃないか」と思っているのよ。終わりではなく。

舐められているということは、プロレスラーが過小評価されているということ。それってすごいチャンス。

周りが「これぐらいしかできないだろう」と見積もっているものを超えて、もっと大きいことができるわけ。

「めちゃくちゃやりやすいじゃん!」と思っているので、周りが自分を大きく見せようとするのが謎ね。“舐められない方がいいことってなんだろう”と考えると、あまりないよね。

――たしかに言われてみればそうですね。

ディーノ:見栄だけよね。プロレスはハッタリの要素もあるので、気持ちはわかる。でもそれは自分の成果で見せるべきであって、見栄だけで大きく見せるものでもないというのが持論ね。

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