――今、ディーノ選手は「DEAD OR ALIVE」というユニットに所属されています。ユニットを通して観客に伝えたいことはありますか。
ディーノ:ユニットの秋山準、大石真翔、私、3人ともベテランよね。だから自分の生きざまをリングに反映するのみ。ユニットとして表現することは特にないわ。
【DDTプロレス 大石真翔(1)】プロレスファンは「1度はプロレスラーを目指すもの」だと思い込んでいた
試合中の負傷により、昨年7月から長期欠場していた大石真翔が1年ぶりに7.24後楽園ホールで復帰戦を行う。大石は今年デビュー20周年。日本ではなくプエルトリコでデビュ…
王道プロレスラーとして歩いてきた秋山準、インディー団体で泥臭い道を歩いてきた真逆の私、そして私たちを結びつけている大石真翔という存在。その3人が共存するためのユニットだと思っているわ。
――プロレスラー「男色ディーノ」としてはいかがですか。
ディーノ:私のスタンスは、最初から最後まで変わっていないの。「プロレスラーは舐められて終わりだ」とよく言われますけど、私は「舐められてからが始まりじゃないか」と思っているのよ。終わりではなく。
舐められているということは、プロレスラーが過小評価されているということ。それってすごいチャンス。
周りが「これぐらいしかできないだろう」と見積もっているものを超えて、もっと大きいことができるわけ。
「めちゃくちゃやりやすいじゃん!」と思っているので、周りが自分を大きく見せようとするのが謎ね。“舐められない方がいいことってなんだろう”と考えると、あまりないよね。
――たしかに言われてみればそうですね。
ディーノ:見栄だけよね。プロレスはハッタリの要素もあるので、気持ちはわかる。でもそれは自分の成果で見せるべきであって、見栄だけで大きく見せるものでもないというのが持論ね。