髙木三四郎が、7月21日両国国技館「WRESTLE PETER PAN 2024」をもって無期限休養することを宣言した。その髙木が無期限休養前ラストマッチの対戦相手に指名したのは男色ディーノ。高木はディーノのことを「ドラマティック・ドリームを体現できる男」と話す。後編は、2023年10月に解散したフェロモンズ、レスラー“男色ディーノ”の矜持等、これまで語られていない部分に踏み込んだ。
――7.21両国大会で髙木選手が無期限休養されることで、一つの時代が終わると感じています。次世代に対して期待されることはありますか。
ディーノ:そんなものは全くないの。「そこにいる人がそのままDDTだ」と昔から思っているわ。
髙木が休業することで、「やばい!」と思って頑張るのもDDT、頑張らないのもDDT。そこにいる人がDDTなので、期待することは何もないわね。
――今いる選手たちが作り上げているものがDDTになると。
ディーノ:そうね。楽しくやってくれればそれでいい。
――話は変わりますが、6.10後楽園、新日本プロレスのエル・デスペラード選手の自主興行「DESPE-invitacional(デスペ・インビタショナル)」が話題になりました。未だに多くの方からフェロモンズが熱望されていると感じました。
ディーノ:これね、すごく難しいのよ。私はもっと続けられると思っていたの。1人より、みんなでやる方がより大きいことができる。まだやりきれていない部分があるので、本当は諦めたくないのよね。
――復活も視野に入れていますか?
ディーノ: 今のところ考えてないわね。今復活しても歴史が繰り返すだけで、いつか会社が解散させる未来は目に見える。世の中が変わるのを待とうと思うわ。