――遠藤選手に勝利して橋本選手が決勝進出していたら、お父さん喜びましたね(笑)。そしていよいよ、遠藤選手は12月28日の『D王GP』決勝戦で、Bリーグ首位の田中将斗選手(ZERO1)と闘います。田中選手の印象を教えてください。
遠藤:絶対的なフィニッシュホールドがあり、どの試合を観ても自分の勝ちパターンに持っていくことができる、安定感のある選手です。誰に対しても対応できるフィニッシュホールドを持っているので、レスラーとして手強いですね。
【DDTプロレス KING OF DDT 2021】KING OF DDT 2020覇者・遠藤哲哉 vs 前KO-Dタッグ王者 樋口和貞
6.20後楽園大会はKING OF DDT 2021の2回戦4試合が行われた。そのカードの中、著者が注目したのは遠藤哲哉vs樋口和貞の一戦。2月秋山準戦に敗れKO-D無差別級王座陥落、今…
――絶対的なフィニッシュホールドというのは、尻もち状態の相手に対してロープの反動を利用し、相手の首元に自分の肘を叩き込む「スライディングD」のことでしょうか。
遠藤:そうです。今回のリーグ戦で田中選手が勝っている試合は全て「スライディングD」が決め技になっています。逆に言えば「スライディングD」に気をつければいいので対策はしやすいのかと思います。
――とはいえ、田中選手は様々な団体を渡り歩き、数々のベルトも獲得してきた大ベテランレスラー。戦うことにプレッシャーはありませんか?
遠藤:プレッシャーですか…(笑)。ここ数年、プレッシャーや緊張を感じなくなりましたね。以前は試合前、かなり緊張していましたけど。
――自信がついたということでしょうか?
遠藤:そうかもしれませんね。あとはレッドブルのおかげかな(笑)。ルーティンは欠かせませんね(笑)。