――その言葉の先にあるのは、やはり7.21両国国技館大会でのKO-D無差別級王者・上野勇希選手への挑戦ですね。その前哨戦である6月30日の後楽園で、“The37KAMIINAを家出する”と。これは前から考えていたのでしょうか?
MAO:6.5新宿FACEでKO-D無差別級のタイトル戦がありました。上野勇希が防衛するか、髙木(三四郎)さんが新王者になるかは分からなかった。
結果、勝ったのは上野勇希。あの試合後に彼と向き合った時、安堵感がありました。その時、「このまま、潰し合いはできねぇな」と思ったんですよ。
【DDTプロレス 上野勇希(前編)】「MAOがDDTである」からこそ、僕のDDTができる。一番に期待したのは、…
昨年11.12両国大会での「KO-D無差別級王座」初戴冠から5回の防衛に成功。そして、7.21両国国技館ビッグマッチのメインイベントで、KO-D無差別級王座6度目の防衛戦に臨む…
「どこか容赦しちゃう部分が出てきそうだな」と思って。本当にThe37KAMIINAは良い関係性を築いています。プロレスは「どちらが強いか」っていう単純な勝負ではあるんですけど、試合で追い込んでいく中、一緒にやっていたら容赦しちゃう部分が出てきちゃうと思うんですよ。
それを6.5新宿で上野勇希と対峙したときにすごく感じたから、あの場で家出の意向を言いたかった…でも言えなかった。その矢先、6.30後楽園大会での上野&勝俣瞬馬vs MAO&To-y戦が発表されました。
勝っても負けても7.21両国までThe37KAMIINAを離れようと決意し、試合後のリング上でキッチリ言おうと決めていました。