――DDTの夏のビッグマッチ、メインイベントで上野選手とMAO選手がDDT最高峰のKO-D無差別級王座をかけて戦うことは、DDTにとっても観る側にとってもすごく意義のあるものだと思います。プロレスファンにとっても最高に期待の高まる試合になると思いますが、重圧やプレッシャーを感じますか。
上野:重圧は全くないです。本当に自分はチャンピオンとして積み重ねてきていると思うし、MAOちゃんも同じ。とするならば、もう自分は自分以上のものにはなれないから。
対戦相手は僕が戦いたいMAOだから、場所が両国だろうとどこだろうと関係ない。重圧なんてものはないです。
でも、両国国技館は、僕がこのKO-D無差別級のベルトを賭けて、親友クリス・ブルックスと戦い合って夢を感じられた場所。
だから、両国でMAOと戦えることにドラマを感じる。それを感じながら戦うこと、それこそがドラマチックドリームです。
DDTの両国国技館大会は夢しか詰まっていない。その先世界に出たいとか、名を轟かせたいとか、別にそんなことは考えていない。とにかく「自分の全てを出す。MAOを受け止める」。
そしたらどう感じるんだろう…嬉しいのか、ムカつくのか、悲しいのか、楽しいのか。自分の感情がどのように動くのか、僕自身で感じてみたいです。
(おわり)
<インフォメーション>
2024年7月21日(日)東京・両国国技館「WRESTLE PETER PAN 2024」が開催。メインイベント~KO-D無差別級選手権試合<王者>上野勇希 vs MAO<挑戦者>※第82代王者6度目の防衛戦が行われます。
■チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
■試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
上野勇希 X(旧Twitter)
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取材・文/黒澤浩美
写真提供/DDT プロレスリング