【DDTプロレス 上野勇希(後編)】夢の詰まった両国でKO-D無差別級王座をかけてMAOと戦えることにドラマを感じる

KO-D無差別級王者の上野(左から2番目)、EXTREME王者の勝俣(左)、UNIVERSAL王者のMAO(右)、To-y(右から2番目)

――The37KAMIINAのメンバーは、それぞれがタイトルに挑戦したりベルトを持ったりと話題に事欠きませんね。

上野:僕らは、デコボコなんですよ。誰も完璧ではないし綺麗な形でもない。でも、僕らはお互いを支え合える強さがあるし、柔らかさがあるし、共に信頼している。

だから、仲間として全てを受け入れる。でも自分たちが信じるものは譲らないし、それを互いにぶつけ合うこともあります。

それから僕たちThe37KAMIINAには上下関係がない。年齢と経験からみたら、瞬馬は先輩で、MAOちゃんも先輩、タケちゃん(竹下幸之介)は同級生であり先輩、To-yは後輩だけど。でも、 僕らには上も下もない。僕たちは最高の仲間であり、それが僕たちの関係ですね。

――キャリア等関係なく、みんなが同列ということですね。ところで7月21日のMAO選手とのKO-D無差別級選手権試合は、お客さんに対して、どんなところを観て欲しい、感じてほしい、と思っていますか。

上野:もうすでに僕とMAOちゃんの生き方は見てもらえていると思うし、だから「こういうふうに観てほしい」なんて少しも思っていない。みなさんの好きなように観て欲しい。

どちらを応援して欲しいとも思っていない。MAOというレスラーは自由ですごくかっこいいと思うし、 僕がなれなかった理想のレスラーの一人です。

さっきも言った通り、上野勇希は上野勇希であってMAOはMAO。それは僕たちが仲間であり、戦い合って、話し合って、フォローも繋がり合って、MAOちゃんが居てくれるから僕は僕でいられる。

僕はMAOちゃんへの憧れも嫉妬もある。7.21両国大会に近づけば近づくほどもっとその想いが深くなっていくけど、 僕とMAOちゃんを好きなように観て好きなように感じて欲しいです。

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