【DDTプロレス 上野勇希(前編)】「MAOがDDTである」からこそ、僕のDDTができる。一番に期待したのは、輝いている「DDTのMAO」とKO-D無差別級を戦えること

DDTプロレスを代表するユニット「The37KAMIINA(サウナカミーナ)」

――今ではDDTになくてはならない存在の人気ユニット「The37KAMIINA」ですが、結成当初は、「The37KAMIINAみたいな若手はわちゃわちゃしていて毛嫌いする人もいるから、その声を変えていかなければならないと思った」とMAO選手は話していましたが、ここ2~3年で本当に変わったと感じます。

上野:僕は今でも覚えているんですけど、竹下(幸之介)さんがアメリカに渡った時に主砲がいなくなって、みんなが不安を覚えたことがありました。

でも、僕はそんな気持ちは全然なかった。MAOちゃんも瞬馬もTo-yもみんなすごいから、心強いし全く不安は感じなかった。

The37KAMIINAは、ヘラヘラしているとか若いとかって思われている以上の存在に絶対なるってわかっていたから。

それは自分自身の力だけじゃなくて、仲間に引っ張り上げてもらって僕がいるっていうこと。その繰り返しだなと思います。自分だけで成し得たことなんて一つもない。

僕が中心にいると言ってもらえるなら、そこには対戦相手がいるし、仲間がいる。だからこそ僕がいる。僕はベルトを持っているおかげで、DDTのストーリーが僕を中心に回っているという自負がある。その真ん中にいる自分が、王者として対戦相手から逃げる気は毛頭ないですね。

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