【DDTプロレス 上野勇希(前編)】「MAOがDDTである」からこそ、僕のDDTができる。一番に期待したのは、輝いている「DDTのMAO」とKO-D無差別級を戦えること

昨年11.12両国大会での「KO-D無差別級王座」初戴冠から5回の防衛に成功。そして、7.21両国国技館ビッグマッチのメインイベントで、KO-D無差別級王座6度目の防衛戦に臨む。その対戦相手は「KING OF DDT2024」覇者であり、現DDT UNIVERSAL王者のMAO。DDTの最高峰KO-D無差別級王座のタイトルマッチを前に、上野がThe37KAMIINAの同志・MAOに寄せる想いとは。

――2023年11月12日の両国国技館大会で王者クリス・ブルックス選手を破りKO-D無差別級王座を奪取し、1/28 D王GP2023覇者・納谷幸男選手に勝ち初防衛。そして、2/14男色ディーノ選手、3/17HARASHIMA選手、4/26彰人選手、6/5髙木三四郎選手を制し、5回の防衛を果たしています。初戴冠から5回の防衛を振り返っていただけますか。

上野:KO-D無差別級王座は2000年に創立されてから、今回僕が戴冠して82代目。このタイトルは20年以上の歴史があるし、DDTのストーリーや選手たちの想いなどいろんなものが詰まっているDDT最高峰のベルト。

両国でクリスから王座を獲ってから、「そのベルトを手に、僕はチャンピオンとして『DDTの 心』を見せていくんだ」と胸に刻みました。

DDTの強さとか面白さとか、DDTは何もかもがすごくオモロイということをもっと僕がみんなに見せたい。そういう気持ちを持ち続けるチャンピオンでありたいと思っています。

そこを目指してやってきて、防衛を積み重ねてきました。髙木さんまでの戦いで防衛V5を達成し、今このベルトを持った自分が 感じることは、ひとまず第一章は終わったと思えるくらいに、全員と心をぶつけ合うことができたチャンピオンロードだったということです。

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