――秋山選手とのタイトル戦で、ディーノ選手が想定しているプランはありますか?
ディーノ:結局、私が出来ることはそんなに多くないわ。まあ、秋山選手の想像を超えていくしかないでしょうね。
――それは秋山選手が、「これまで体験したことがない戦い」ということですよね。
ディーノ:試合の中でやれることは多くないと思うけど、戦う前の選択肢は複数あって「どれで行こうか」悩んでいるところよ。ただ今回は勝ちたい。どれが1番「勝ち」に近いのだろうか…どれだけシミュレーションしても勝てないのよ。だからどれが1番近いのか考えている最中です。
――当然ですが、今回は「勝ち」にこだわるのですね。
ディーノ:勝ちにこだわりたいわ。(少し悩んで…)でもここがDDTらしさかも知れないけど、その中で自分が曲げたくないものもあるの。だから自分の内面との戦いかもね。
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――そう言った意味でも、4.11後楽園はイデオロギーの戦いなのでしょうか?
ディーノ:私はどう思ってもらっても構わないわ。でも私の中ではイデオロギーの戦いではないと思っているのよ。結局、スタイルを含めプロレスのリングで何を描くかは自由なの。DDTは、その自由度が広いだけ。
「何を選んで、君はそこにいるのか?」という話だから、秋山選手も私も突き詰めて考えると一緒のはずよ。
秋山選手は全日本プロレスの王道を突き詰め、自分なりに解釈し本道に辿り着いた。私はその道を選ばないように歩んできて、ここにいるの。方法論が違うだけ。それに関しては秋山選手も分かっているはずよ。
だから「君のことを(私のこと)リスペクトしている」という発言は、そういうことだと思っているの。