6.12新宿FACE大会でSareeeの持つSEAdLINNNG BEYOND THE SEA シングルベルトに挑戦した神姫楽ミサ(JTO)。神姫楽は2020年11月デビュー、2023年11月後楽園で所属するJTOのリーグ戦で優勝、初代JTO GIRLS王座戴冠。6.12新宿大会では王者・Sareee相手に善戦したものの、最後はSareeeの「裏投げ」の前に涙を呑んだ。
6.12新宿大会セミファイナルは「〜LEGENDARYラスエゴMEGA MAX〜」。中島安里紗 & 下田美馬 & 真琴 & 野崎渚 & VENY & 雪妃真矢vs DASH・チサコ(センダイガールズ) & 朱里(STARDOM) & 藤本つかさ(アイスリボン) & 山下りな & 笹村あやめ(2AW) & 真白優希(アイスリボン)戦。
メインイベントのSEAdLINNNG BEYOND THE SEA王者・Sareeeに神姫楽が挑戦するタイトル戦は、錚々たるメンバーが大いにリングを盛り上げたあと。そのタイトルマッチを終えた神姫楽ミサが、試合後心境を語った。
神姫楽:1つの興行の中でメインイベントを任される意味…しかもタイトル戦で (中島)安里紗さんが引退される大切な時期。前の試合(セミファイナル)の歓声がすごくて、「この後のタイトルマッチ、すごく出にくいじゃん」って思ってたんですけど、そのメインを託してくださった意味、そしてベルトに挑戦させていただいた意味は、「神姫楽がシードリングのトップに立っていいよ」って挑戦させてもらえる時点でそういう意味が込められていると私は受け取って、今日シードリングのメインに立ちました。
今日朝起きて、意外とワクワクしている自分がいて。「もう足すくんじゃうんじゃないかな」とか「どんなに思いっきりエルボーを打っても全然エルボーが打てない」とか「どんなに足を動かして走っても向こうのロープまで届かない」とか、この数日悪夢ばっかり続いて、本当にこの試合が すごい恐怖でした。
でも今朝起きたらすごい楽しみで、普段試合前は緊張するんですけど、緊張もなくて不思議と今日Sareeeさんの持つBEYOND THE SEA シングルベルトに挑戦することが、自分は本当に楽しみだったんだなって(思いました)。
自分では気付かない自分の感情に気づいて、それが第一の発見でした。そして試合後、Sareeeさんが差し出してきた手を「払え」って(お客さんに)言われたんですけど、払えないですよ。
自分の持っている技全て出した。自分が返されたことない「はれときどきミサ(コーナー上からのダイビングセントーン)」もカウント2で返されて、「この後の技、自分にはもう何もない」とミサトンクラブ(変形逆エビ固め)で絞ったけど、それでも逃げられて。
打ち込んでも打ち込んでもSareeeさんは、その上を来て自分は全部を出し切った上で負けました。こんなに今の自分を潰してくれて、差し出してくれた手を払うなんて出来なかった。
私は女子プロレス界の中で、Sareeeさんが一番強いと思っています。そのSareeeさんにぶっ潰されて…今日ここでベルトを獲りたかったですけど、「ここから神姫楽ミサはもっと進化しなきゃいけない、進化できる」って、そう思えた試合でした。
自分は落ち込まずに、ここからまた 強くなります。強くなれるって今日の試合で思いました。Sareeeさん、そしてシードリング。今日、私にこのタイトル戦を、メインを任せてくれてありがとうございました。信じてくれた、応援してくれた皆さん、ありがとうございます。必ず私はシードリングのBEYOND THE SEA シングルベルトを巻くためにもっと強くなります。ありがとうございました。
神姫楽ミサ X(旧ツイッター)
神姫楽ミサ インスタグラム
SEAdLINNNG X(旧ツイッター)
記事:まるスポ編集部