ーーところで、「D GENERATIONS CUP 2024」は、一回戦でガンバレ☆プロレスの中村宗達選手に敗れ残念な結果に終わりましたが、振り返ってみていかがでしょうか?
須見:やっぱり悔しい気持ちが強いです。中村選手と対戦したことで、次の試合でどうしたらいいかとか、自分の課題も見えて今に繋がっています。「次は勝ちたい。そのためにもう一度シングルがしたい」っていう気持ちで前を向いています。
――5月17日の上野大会では正田壮史選手と戦い、勝った方が「2代目男色ディーノ」に襲名できるというシングルマッチが行われました。見事に須見選手が勝利を収め「2代目男色ディーノ」を襲名しましたが、すぐさま改名。これはちょっと残念でした。
須見:残念だったんですか(笑)。僕からしたら荷が重かったというか。やっぱり「2代目男色ディーノ」という肩書きは本当にプレッシャー。早く決断できたのは自分の中でも良かったのかなって。個人的にはポジティブに考えていますね。
ーー確かに「2代目男色ディーノ」を受け継ぐのは、よほどの覚悟が必要ですね。ところで須見選手は2022年10月23日後楽園大会でデビューし、今年2年目です。今後の目標を教えてください。
須見:DDTは飛び技を得意としている選手やジュニアの選手が多く、一番目立つのは難しい団体だと考えています。ですから、誰にもできない自分独自の技を極めたり「須見和馬のプロレスは面白い」と認識してもらえるように頑張っていきたいですね。
ーー最近の須見選手を見ていると自分の殻を破ろうとしているようにも見えます。
須見:今年2月に左膝の怪我で欠場しました。それ以降、ミスを減らし膝に負担をかけずにプロレスをすること、そして、常にベストコンディションでリングに上がることを心がけています。