――桜花選手が社長に就任して2年が経ちます。どのようなWAVEを作っていきたいですか?
桜花:私はWAVEの選手を一人一人キチンと個性を生かしたい。私の中では野崎渚がエース。定食に例えると、野崎をメイン。ご飯を旧姓・広田さくらさん、味噌汁を宮崎さん。その時によってメインは変わるかもしれないけど、定食にご飯と味噌汁は絶対に無ければならない。
2019年、私が社長になった時に「WAVEのリングにフリーは上げない宣言」をしました。私がフリーになったことはないし、フリーは自分のことを1番に考える。でも団体に所属しているレスラーは、団体のために試合をしている。
その「団体のために試合をしているレスラーの息抜きの場にWAVEをして欲しい」、だからWAVEのリングにフリーを上げたくない。フリーでも売れているレスラーは良いんです。ただ、このコロナ禍でフリーの選手でリングに上がれない人もいる。団体に所属していたら、団体のリングには上がれる。
フリーでリングに上がれなければ廃業状態。活動している姿をメディアで取り上げて貰えるのと、取り上げて貰えないのは雲泥の差がある。入場者数の人数制限もあり、団体は様々なことを考えながら運営しています。本当に大変な状況下で、会社もっているなと思いますね。
私もJDに所属していた頃は、こんなに色々なことを会社の人がしてくれていると思わなかった。ただただ試合をやればいい、と思っていた。
WAVEを立ち上げて、「こんなに会社が色々なことをしてくれていたんだ。守ってくれていたんだ」と思いました。価値観が変わった。だから今選手を全力で守ります。ただ選手が不祥事を起こした時は胃が痛くなります(苦笑)。
――最後に社長として、どんなプロレスを提供したいですか?
桜花:お客さんが笑って帰れる大会。試合後、ご飯やお酒を飲みながら「あの試合楽しかったよね」と言ってもらえる興行を提供したい。
2時間の映画を観た後、みんなで楽しそうに語り合いますよね。そんな光景をWAVEの試合を観た後、お客さんにして貰えたら最高ですね。うちの試合はみんなに楽しんで貰えると思います。そこは自信を持ってお勧めします。絶対に後悔させません!
<インフォメーション>
桜花由美選手が代表取締役社長に就任して2周年を記念した大会、PHACE2 Reboot 2nd『NAMI☆1~Apr.~’21』が、4/1(木)新宿FACEで行われます。詳細はプロレスリングWAVEのWebサイトをご確認ください。
プロレスリングWAVEオフィシャルショップ【Shop-ZABUN】では、チケット、所属選手オリジナルグッズや各種グッズ、DVD等販売中です。
プロレスリングWAVEの選手が日替わりで店長を務める女子プロレスバー「ちゃんす」。シフト等はTwitterでご確認ください。