――所属する前は、フリー参戦ということで、ある意味気を遣っている部分があったのでしょうか?
綾部:当時、そのつもりはありませんでした。ただデビューして3年半、固定概念ではないけど「まだキャリアが浅いから、こんな戦い方をしなければ」と無意識に考えてリングに上がっていたのかもしれません。
「自分のやりたいことを全部出して、自由に戦えていたか?」って言われたら、CC前の自分はそうじゃなかったなと感じます。
――CCを通して日々少しずつ発見があり、改めてプロレスの楽しさがわかったからこそ、先ほどの「CCロス」という言葉につながったのでしょうか?
綾部:初めてのチャンピオンカーニバルで、「実際自分が戦ったら、どんな感じなんだろう」と感覚が分からなかった。それにCCはシングルマッチが続きます。
最初は体力的にしんどい部分があるのかなとか、少しだけ懸念していた部分がありました。いざ開幕したら、「楽しさが100%」みたいな感じでした。来年まで次のCCがないことを考えたら…完全にCCロスですね。
――夏に王道トーナメントが開催されると思うので、そこに向けて気持ちを切り替えてはいかがでしょうか?チャンピオンカーニバルに続く、全日本を代表するシングルのトーナメントです。
綾部:そうですね。夏に王道トーナメントありましたね。王道トーナメントは、2022年と2023年に出場し、どっちも1回戦で負けているので悔しさが残っています。
まだ日程は発表されていませんが、例年でいうと8月。来年の4月までシングルでガッチリ戦う大会がないと思っていましたが、意外と近くにありました。
その王道トーナメントを勝ち上がって「綾部蓮」の存在を全日本プロレスのファンにアピールしようと思います!