――続けることは本当に大変だと思います。
小田嶋:本当に「応援したい」って思ってくれる人じゃないと、やっぱり共感してもらうことはできないと思うので。それに協賛してくれる人や企業が少ないとなると、自腹も出てくる。
ですから今年やってみて、周りから「来年は2回やったらどう?」という声が集まるのであれば、来年は春と秋の2回開催を考えてみたいと思います。
あと福島は広い。ですから一回は塩川大会、もう一回は浜通りや別のエリアでの開催も頭の隅にあります。
ちなみに会場の手配から営業まで、主に仲間と2人で動いています。今日は会場に置くパイプ椅子の手配をしました(笑)。
――小田嶋さんのプロレス愛がなせる技ですね。ところでプロレスを好きになったキッカケの選手は誰ですか?
小田嶋:小学生の時に見たジャンボ鶴田さんです。とにかく子供の目に分かりやすかった。その後は小橋健太さん、小島聡選手に魅了されましたね。
私は飛んだり跳ねたりするプロレスよりも、体全体を使い「力と力」でぶつかり合う選手に惹かれます。不器用だけど力強い選手が好きですね。今休業している岡林裕二選手も好きです。
――1人でも多くのプロレスファンが増えることを期待します。
小田嶋:とにかくプロレスに興味のない人でも1回観れば楽しさがわかるような大会になっています。この機会に大日本プロレスだけでなく、プロレス全体を好きになってほしいです。
それに料金も安く設定しています。当日のみになりますが、18歳以下は1,000円で入場できる「青春18チケット」も用意しましたし、小学生以下は当日券無料。キッチンカー「笑夢カレー」も来場するので、プロレスを心から楽しんで1人でも多くの人に笑顔になって欲しいと思います。
(おわり)
<インフォメーション>
6月8日、福島県喜多方市・塩川体育館で大日本プロレス「〜第二章 笑顔の種蒔き 水やり〜」が行われます。今回は大日本プロレス所属選手以外に大森隆男選手や大門寺崇選手、福島県出身の花見達也選手、チチャリート・翔暉選手などが参戦します。ぜひ大迫力のプロレスを塩川体育館でご観戦ください。詳しくは大日本プロレスウェブサイトをご覧ください。
小田嶋聡 X(旧Twitter)
大日本プロレス X(旧Twitter)
取材・文/まるスポ編集部
写真/本人提供