【イベントプロデューサー 小田嶋聡】プロレスを心から楽しんで1人でも多くの人に笑顔になって欲しい!

小田嶋さんが応援している中之上靖文選手(大日本プロレス)

――ところで小田嶋さんが応援している選手は誰でしょうか?

小田嶋:私が今一番応援しているのは大日本プロレスの中之上靖文選手です。10年前に会津若松でWRESTLE-1(レッスル-ワン)の大会がありました。その時、「私が絶対に有名にする。引退するまで面倒をみる」と中之上選手と約束しました。だから自分が関わる大会のメインイベントは必ず中之上靖文選手です。

――小田嶋さんが思う中之上選手の魅力はなんですか?

小田嶋:本来プロレスラーだと「強い」とか「かっこいい」とかあると思うんですが、中之上選手は心が温かい。とにかく思いやりがあるんです。

一緒に営業回りをしても、プロレスに興味がない人やプロレスが分からない人に対しても笑顔で手を振り、嫌な顔をせずプロレスの魅力を伝えようとしてくれます。

その一つ一つの対応全てが本当に素晴らしい。レスラーの知り合いも何人かいますが、その中でダントツ1位だと思います。

中之上選手は大日本プロレスのBJW認定世界ストロングヘビー級王座も戴冠しているので強さも申し分ありません。個人的にはもう少し上を目指して欲しいですね。

――大好きなレスラーには上を目指して欲しい気持ち、分かります。中之上選手が所属しているのが大日本プロレスですが、どのような経緯で協力していただけることになったのでしょうか?

小田嶋:大日本プロレスのレフェリーの中谷諒平さんのお祖父さんが岩手県に住んでいます。「東北で大日本の遠征ができたら面白いよね」と中谷さんと話していました。

ただ現実問題として、東北で大日本プロレスの大会が開催されるのは福島と青森だけです。宮城の仙台大会も無くなってしまいました。

私は東北で大日本プロレスが観たいし、自分ができることは応援したい。昨年はみなさんの協力のおかげで開催、成功を収めました。それで一年に一回ペースで継続的に大会を行っていきたいと考えました。

大日本プロレスの登坂社長も「一緒に頑張りましょう」と言ってくれて、6月8日の第二回大会に向けて、全員で頑張っているところです。

――やはり「好き」という純粋な気持ちは、どんなものより強いですね。

小田嶋:そうですね。プロレス団体、大きいところから小さいところまで沢山あります。特にインディー団体を見ていると、「応援してあげたい」という気持ちになりますね。

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