【イベントプロデューサー 小田嶋聡】プロレスを心から楽しんで1人でも多くの人に笑顔になって欲しい!

6月8日、福島県喜多方市・塩川体育館で「大日本プロレス 能登半島地震チャリティー大会〜第二章 笑顔の種蒔き水やり〜」が開催される。この大会は福島在住のプロレスファンの「ある選手を応援したい」という想いからスタートした。そのイベントを企画し、実現に導いたのが小田嶋聡さん。自ら会場を押さえ、団体と交渉し、出場選手の確保や試合順を決めるなど、イベントの提案、準備、運営の全てを手掛ける小田嶋さんに話を聞いた。

――小田嶋さんは6月8日に福島・塩川体育館で大日本プロレスと組み、「能登半島地震チャリティー大会〜第二章 笑顔の種蒔き水やり〜」というプロレス興行を開催します。この経緯を教えていただけますか?

小田嶋:きっかけは、2019年7月に福島県田村市総合体育館で「こども未来チャレンジプロジェクト」と題して大日本プロレスの大会を催したことです。そして当時の副市長や教育委員会の方々、たくさんの人にご協力をいただき、さまざまなイベントを開催することができました。

イベントは小さな子どもたちに「お仕事の楽しさを教える」といった内容。仕事の楽しさや夢と一緒にプロレスの面白さも知ってもらえたらと思って実施しました。

――普段はどんな仕事をされているのですか?

小田嶋:私は会津の某ホテルの売店管理の責任者として働いています。また2019年から福島県田村市にある鍾乳洞「あぶくま洞」のマーケティングマネージャーを担当しております。その理事長が田村市の副市長で、その兼ね合いもありプロレスイベントを行うことができました。

このイベントが大盛況だったので2020年も開催したかったのですが、コロナ禍に突入してしまい開催自体が難しくなりました。

――2020年はさまざまなイベントが中止になりましたね。

小田嶋:コロナの感染防止対策の制限でなかなかイベントはできませんでしたが、2023年に入りコロナ禍も落ち着いてきた。それで昨年6月3日、「福島大会4年ぶりの開催!」とし、大日本プロレスさんにご協力いただき、塩川体育館で「笑顔の種蒔き第一章」と銘打って開催しました。

福島はプロレスの大会が年々少なくなってきています。郡山市や会津若松といった都市では大会がありますが、喜多方とか田村などの小さな町だとプロレスの興行がない。遠征できない人のために会場を探したところ、塩川体育館を安く借りることができました。

――そもそも、なぜプロレスの大会だったのでしょうか?

小田嶋:やはり自分が好きなものでないと継続しないと思ったからです。自分が興味のないものは長続きしないですから。

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