DDT恒例のシングル最強決定トーナメント「KING OF DDT」が、5月26日の後楽園ホール大会でいよいよファイナル(準決勝・決勝)を迎える。「KING OF DDT~20th Anniversary~FINAL!!」準決勝に進出したのはMAO、樋口和貞、クリス・ブルックス、佐々木大輔の4名。優勝者は7月21日東京・両国国技館で開催される夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2024」でKO-D無差別級王座への挑戦権が与えられる。抽選の結果、トーナメント準決勝の組み合わせはMAO vs 樋口和貞、クリス・ブルックスvs 佐々木大輔。それぞれの勝者が、5.26後楽園で決勝戦を行う。昨年に引き続き2連覇を狙うクリスを直撃!
――5.26後楽園で「KING OF DDT」の準決勝・決勝が行われます。抽選の結果、クリス選手は佐々木大輔選手と準決勝。その前に5.5後楽園大会「KING OF DDT」開幕戦、1回戦の対戦相手は同じユニット「SCHADENFREUDE International(シャーデンフロイデ・インターナショナル)の正田壮史選手。後楽園のメインイベントで行われた、この試合を振り返っていただけますか?
クリス:本当にマサダ(正田)は頑張った。今までワタシはたくさんのメインイベントを経験してきた。だから何も不安はなかった。
1回戦の相手がマサダと決まった時、ワタシは勝つ自信があったから、それも心配はしてなかった。マサダの頑張りをみたかった。
3.17後楽園大会でのDDT UNIVERSAL王者・MAOへの挑戦はマサダのビックチャンスだったけど、試合時間4分ちょっとで負けた。お客さん、SCHADENFREUDEのホンダサン(アントーニオ本多)、マササン(高梨将弘)、もちろんワタシも、びっくりしたし、がっかりした。
もっとマサダのファイトをみたかった。もっと頑張ってほしかった。それはホントのマサダの試合じゃない。
だからマサダとの「KING OF DDT」1回戦はそれだけが心配だったけど、本当にマサダは頑張った。16分くらいの試合で、ワタシが「負けるかも」と思ったピンチの瞬間もありました。「正田のチカラKOBUムキムキ」を繰り出されてヤバかった。マサダはほんとによく頑張った。
兎にも角にも、試合前からその試合は心配していなかった。絶対ワタシが勝つと思っていたからね。
――クリス選手の想定通りに1回戦を突破し、5.11横浜ラジアントホール大会での2回戦は遠藤哲哉選手でした。
クリス:エンドー(遠藤)もそうね。試合前、あんまり心配してなかった。5.5後楽園の試合でエンドーが左足かかとをケガした。エンドーのケガの様態はSNSなどで知って、骨折とかの重症じゃないけど、完ぺきに元気な状態ではない。だから、ワタシはすごくチャンスがあると思った。
多分、その試合は、遠藤が持っている60~70パーセントぐらいしか出せていない。もし逆の立場だったらワタシはエンドーに勝つことはできない。勝てると思っていたけど、勝てて良かった。