
MAOはDDT UNIVERSAL王座と二冠王に
――具体的にはどんな怖い思いを?
MAO:要は売人ですね。売人が街のそこら中にいる。泊まった家にも売人がくるんです。そういう怖い思いをしましたね。あと宿泊場所からの迂回路が徒歩30分以上かかるので、ハイウェイを横切ってコンビニに行くんです。
「死にたくなーい!」って叫びながら、スピード120キロくらいで迫りくる車の間を渡り抜いて、ハイウェイを走って突っ切るんです。そんな状況で買い物行ったり、時には物乞いされたりしながら過ごしていました。
参戦した大会は、現地のレスラーにわけのわかんないまま買い物に一日中付き合わされて、やっと会場入りしたと思ったら控え室がなくて外で着替えて試合しました。
――プロレス以外でも命がけの2週間だったのですね。その後、11月12日の両国国技館大会でマット・カルドナに勝利し、第12代DDT UNIVERSAL王者になりました。そして12月にDDT UNIVERSAL王者としてハリウッドに渡米。
MAO:これもまたCircle 6から声がかかって。やっぱり、Circle 6と繋がりができたのはとても大きいですね。
12月のKOTDM2023(King of The Deathmatches 2023)は初めてのデスマッチトーナメント参戦でした。UNIVERSAL王座の防衛戦となった、スパイダー・ネイト・ウェブ戦は路上プロレス。両方ともCircle 6の興行です。