【DDTプロレス MAO(前編)】マイク・ベイリーとのイギリス遠征で、自分のストロングポイントを見つけ、現在の「MAOスタイル」が定まった

2022年3月20日両国大会、佐々木大輔と葛西純との3way戦を制し第6代DDT UNIVERSAL王者に輝く

――現在はシングルプレイヤーとしてもファンを魅了していると思います。ところでイギリス遠征後、コロナ禍になり渡航が制限。次の海外遠征は約3年後の2023年1月ロサンゼルスでしたね。

MAO:あの時は、(勝俣)瞬馬(The37KAMIINA)と2人で渡米。突然なんの前触れもなくコロンと舞い込んできたんです。その時はアメリカの誰とも関わりがなかったし、どうやって行ったらいいかも分からなかった。

参戦したのはプレステージ・レスリング(Prestige Wrestling、略称:Prestige)、海外遠征中の東京女子プロレスの山下実優が暴れまくっているところですね。

この時はワンマッチのみ。ですから「なにがなんでも次に繋げよう」とアメリカデビューのような気持ちで挑みました。「無理してでもスワンダイブ式フェニックス・スプラッシュは絶対決めるんだ!」と強い気持ちで臨み敢行!それがSNSでバズって、アメリカで一つ名刺ができました。

「ここで何かを残す」と必死でしたね。4月のDDTハリウッド大会が決まっているけど、メンバーになれるか分からない状態でしたから。

そこで試合で披露した「スワンダイブ式フェニックス・スプラッシュ」で有名になれました。「MAOっていうヤベェ選手がいる」とお客さんだけじゃなく選手たちにも認知されたのが大きかったですね。

――2023年3月末〜4月に開催されたDDTハリウッド大会はタイミング的に良かったですね。

MAO:ロサンゼルスが1月、選手やファンの記憶が薄まっていない中でのハリウッド大会。みんなが僕のことを知っていてくれました。

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