――1年ぶりのリング復帰。中村選手の頭の中で思い描く動きとリング上での動きは連動していますか?
中村:少しずつ合ってきていますが、まだまだ連動していないですね。自分の理想の動きとかけ離れています。どうしたら理想の動きに近づけるのか、すごく悩んでいます。
――5.2大田区、低い体勢でのラナを仕掛けました。
中村:本当は相手が次に仕掛けてくる技のタイミングで自分がラナを仕掛けたつもりでした。ただそこも自分の動きがチグハグでタイミングが遅れてしまい、結果的に体勢が崩れた形になりました。反省点も含めて、今は日々リングに上がるのが楽しいです。
――札幌2戦目は、現KO-D無差別級王者・上野勇希選手とのシングルマッチでした。
中村:DDTの中で自分の位置を確認する戦いになりました。僕がどのあたりのレベルにいるのか、これからどこまで行けるのかの目印になると思って、全部の力をぶつけました。もちろん勝つつもりで。でも全て受け止められて負けました。
――DDTで戦うからには、目指すベルトはKO-D無差別級ベルトだと思います。そのベルトまでの道筋が見えましたか?
中村:見えたか見えなかったかで言うと、正直、高すぎて見えなかったです。毎試合キチンと戦い、日々の反省点を見つけて一つ一つ積み上げていけば、高いと感じている山もいつかは辿り着けるはず。それは感じています。
――最後に復帰戦を終えて、これからさらに積み上げていく中村選手からファンの方にメッセージをお願いします。
中村:1年欠場していた僕を応援してくれてありがとうございます。初めての方にも声援を沢山いただき感謝しています。1人でも多くの人に僕の存在を知ってもらい、たくさんファンを増やしたいと思います。ですから僕のファンになってください!
<インフォメーション>
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中村圭吾 X(旧Twitter)
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング