4.26東京・ひがしんアリーナでThe37KAMIINAのMAOを相手に1年ぶりに復帰した中村圭吾。試合は急遽MAOの持つDDT UNIVERSAL王座を賭けて戦うことに。復帰戦を白星で飾れなかったものの、戦いを通じて大切なことをMAOから学んだ。復帰後、4試合戦い終えた中村圭吾を直撃した。
――4月26日ひがしんアリーナで復帰。1年ぶりのリングはいかがでしたか?
中村:1年ぶりのリングは現実なのか現実じゃないのか輝いて見えました。あと、お客さんのうちわも輝いていた。それを見たら入場で泣いちゃいました。
入場前に「やばい、これは泣くぞ…」と思ったので、感情を抑えていたんですけど、入場した瞬間にお客さんやリングがまるで、宝石のようにキラキラ輝いていて泣いちゃいました。
――それは「大好きなリングに帰ってきた」という涙でしょうか?
中村:そうですね、「やっとリングに戻ってきた」という涙です。前回1年2ヶ月の欠場時は「復帰できて嬉しい」と思ったけど、その後3ヶ月戦って、また今回の1年の欠場。そこから復帰できてすごく嬉しかった。今回の復帰は前回以上に嬉しかったですね。
――復帰戦で「本当に強いプロレスラーというのは、ケガしないで出続けること。圭吾、強いレスラーになれ!」とMAO選手からエールを送られましたね。
中村:あの言葉を聞いて「ケガをしない強いプロレスラーになる」ことが一つの目標になりました。絶対にMAOさんが言う強いプロレスラーになるんだって、心に誓いました。
だから、そこに向かって一試合ずつ積み重ねていって、お客さんを笑顔にして頑張ろうって思っています。気持ち的にも身体的にも強いレスラーになるために!
――その後、4月28日、29日札幌2連戦がありました。初日の6人タッグマッチ、先輩の大石真翔選手からピンフォール勝ちしました。
中村:僕、初めて先輩に勝ったんです。後輩には勝ったことがあったんですけど。それも「絶品(技名)を使っていいよ」と優しく言ってくれた大石さんから3カウント奪えたのは、本当に嬉しかったですね。
――最後は変形十字架固めでフォールしましたね。
中村:僕がいつも丸め込みで勝つパターンを、復帰2戦目にして大石さん相手に上手く出せたと思います。