――言霊ですね。ところでDDTに興味を抱いたのはいつ頃ですか?
イルシオン:高校生の時、たまたまプロレスオタクの友達ができて、「DDT面白いから観に行こう」と誘われました。それが2019年11月に両国国技館で開催した「Ultimate Party」。新日に移籍したケニー・オメガさんの凱旋試合。
そのメインが竹下幸之介さんとHARASHIMAさんのKO-D無差別級王座とDDT EXTREME王座のダブルタイトルマッチ。その大会後の多幸感が本当に素晴らしかった。それで一気にDDTが好きになりました。
――たしかにビッグマッチ後の多幸感は、DDTでしか味わうことができませんね。DDTにはどういった経緯で入団したのでしょうか?
イルシオン:高校3年で受けた入門テストです。
――イルシオン選手は10代プロジェクト「DDTeeeen!!」でデビュー。このプロジェクトは入門テストがなかったはずですよね。
イルシオン:最初、春の入門オーディションを受けました。基礎体力テスト後、高木三四郎社長と面接があり、「極秘で10代プロジェクトを進めている。そこでやってくれないか?」と。それで「DDTeeeen!!」で活動することになりました。
――デビュー戦は2021.8.13富士通スタジアム川崎。HARASHIMA&吉村直巳&岡田佑介&今井礼夢&ユニコーンvs岡林裕二&TAMURA&渡瀬瑞基&飯野雄貴&イルシオン戦。
イルシオン:スペシャル10人タッグマッチでした。入場ゲートが開いたら4段くらいの階段があり、そこを登りました。すると、「すげえ、人がいっぱいいる!」と。驚きました。
僕は入場したらトップロープに登ってポーズをとります。その時、観客席のファンの視線がこっちを向いてる。「あっーすごいな…」ってデビューしたのを実感しました。
――デビュー戦って記憶がない選手が多いのですが、イルシオン選手は?
イルシオン:試合中はあんまり覚えてないですね。試合後に映像で見た記憶でしかない。「入場の最初はこんな感じだったんだ」って。試合は気が付いたらもう終わってました(笑)。
<後編へ続く>
<インフォメーション>
2024年5月5日後楽園ホール「KING OF DDT~20th Anniversary~」が開幕。歴代優勝者&準優勝者9人を含めた16人がエントリーしたトーナメント、最強の座を掴むのは誰だ!詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
イルシオン X(旧Twitter)
イルシオン Instagram
取材・文/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング