2021年にDDT10代プロジェクト『DDTeeeen!!』に参加。1年半の練習を積み、2022年からガンバレ☆プロレス(=ガンプロ)の練習にも参加し、ガンプロ所属として2022年12月27日後楽園大会でデビュー。昨年末、サムライTV「輝く!日本インディー大賞」ではニューカマー賞を受賞した。今回、中村はDDTプロレスの若手主体のシングルトーナメント「D GENERATIONS CUP 2024」に出場。DGCトーナメント終了後に話を聞いた。
――今回のDDTプロレスの「D GENERATIONS CUP(=DGC)」に出場、同世代の選手との戦いがメインでした。出場していかがでしたか?
中村:一回戦、須見和馬選手に勝利しましたが、準決勝で瑠希也選手に敗れました。4.7後楽園でDGCトーナメントに負けた選手同士のタッグマッチがありました。イルシオン選手と組んで高鹿佑也&夢虹組に挑みましたが、残念ながら敗戦。
ただガンプロと違って同性代のレスラーと戦い、すごく刺激をもらいました。
――もともと、中村選手は2021年10月にDDTの25周年プロジェクトの一環で、10代が主役となる新ブランド「DDTeeeen!!」のメンバーでした。その「DDTeeeen!!」とプロレスデビューしたガンプロの違いはなんでしょうか?
中村:「DDTeeeen!!」の頃は練習生でした。やっぱりレスラーとして「プロ」の選手たちは、技1つ1つのキレや重みが違いますね。
――ガンプロの選手は、中村選手より年齢が上で体格の大きいレスラーが多いです。そういった選手に勝つために、どういうことを考えていますか?
中村:僕は中学の時に柔道、そして高校の時にレスリングをやっていました。その下地があります。ジャーマンスープレックスなど自分の武器となる投げ技を生かして、先輩たちと戦い、結果を残したいと思います。
――ガンプロが4月から独立、4.27北沢タウンホールから新体制がスタートします。周囲から注目されていますね。
中村: 注目していただけることは嬉しいです。4.6飛鳥プロレスの蒲田大会でもいろんなインディーレスラーと戦い、刺激をもらいました。
今、若手だからこそできる経験もたくさんあると思うのでプロレスが楽しいです。レスラーとしてヘビーやジュニアといった体のサイズ関係なく、無差別で戦える選手になりたいですね。
――今後の目標はなんですか?
中村:3月で大学を卒業し、4月から社会人になりました。まずはガンプロのベルト「スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座」と「スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ王座」を巻きたいです。
そして今年4月からガンプロがサイバーファイトから独立しました。このインディー界で生き残っていかないといけない。ですからインディーのいろんなベルトを獲得し、さまざまなレスラーと戦いたいですね。いずれは海外で試合ができる選手になりたいと思います。
<インフォメーション>
ガンバレ☆プロレス新体制の幕開けは4.27北沢タウンホール。詳細はガンバレ☆プロレスWEBサイトをご覧ください。
取材・文/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレス