【全日本プロレス 安齊勇馬】「チャンピオン・カーニバル最年少優勝」目指して頑張ります!

――そんな心境の中、間もなくチャンピオン・カーニバル(=CC)が開幕します。このCCは、三冠王者・安齊勇馬に対する包囲網が凄いと思います。そこに対していかがでしょうか?

安齊:プレッシャーは「ない」って言ったら嘘になりますね。試合結果はもちろん、試合内容も問われるようになりましたし、一番キャリアが若い僕が三冠王座を持って出場って、先輩レスラーからすれば面白くないじゃないですか。

僕はBブロックですが、Aブロックの選手も僕がベルト持って出るのは、やっぱり面白くはないと思うんですよ、絶対。 

例えば10年後、僕が先輩の立場で、自分よりキャリアも年齢も下の後輩がベルト持ってリングに上がったら、気に食わないんだろうなって。「出る杭は打つ」みたいな、「鼻をへし折ってやろうか」と言う気持ちになると思う。

皆さんが、今まで以上に、「さらにぶちのめして」と戦いにくると思うんです。

それに対して、僕はワクワクもしています。三冠チャンピオンとして戦うのではなく、そういう人達に僕が挑むぐらいの気持ちでいきたいと思っています。モチベーションとしては、「チャレンジャー」ですね。

――なるほど。CCへの参戦選手で気になる選手はいますか?

安齊:もちろん、全員ですよ。開幕戦の斉藤ジュン選手とはシングルではやったことがない。外人選手、ハートリー・ジャクソン選手やロード・クルー選手は、一切触れたこともない初めての選手ですし。

ある意味、諏訪魔さんと鈴木秀樹さんは厄介ですね。真っ当な力があって、その上、いろんなことを知っていて経験もあるという選手。

タッグパートナーである本田(竜輝)をみても、「安齊、三冠おめでとう」という祝福のような気持ちは、正直ゼロだと思うんですよね。

だから、全員に対して気が抜けないです。その中でもやっぱり僕が勝ちたいと思います。

――タッグマッチで因縁の相手である鈴木秀樹選手は、今回CC初参戦であり、安齊選手と初めてシングルマッチになります。

安齊:鈴木さんとのシングルマッチは楽しみですね。鈴木さんは、何回組み合っても掴めないっていうか、強いし上手いし、常に独特のリズムでプロレスをやる印象がありますね。

5月4日新潟大会、僕のBブロック最終戦の相手が鈴木さん。最後にすごく厄介な人がいるなって思いますね。

――最後に、まもなく開幕するチャンピオン・カーニバル2024に向けて意気込みをお願いします。

安齊:三冠チャンピオンという慢心や過信は一切なく、気持ち的には去年と変わらない。チャンピオン・カーニバルに挑む選手の一人として、優勝を目指して臨みます。

その中で、僕はいろんなことを吸収して、ベルトとともに成長してさらに強くなって、CCが閉幕するころには、「安齊はずいぶん変わったな」って思わせたいですし、もちろん結果も残したい。「チャンピオン・カーニバル最年少優勝」を目指して頑張りたいですね。

<インフォメーション>
4月18日(木)後楽園で春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024」が開幕。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。

安齊勇馬 X(旧Twitter)
安齊勇馬 インスタグラム

取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス

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