4.18後楽園から春の祭典「チャンピオン・カーニバル(=CC)」が始まる。3.30大田区大会で世界タッグ王座を奪還した斉藤ブラザーズ。当初、弟・レイはCCの出場選手にノミネートされていなかったが、追加エントリーを要求し、出場が決定。今年は2度目の出場で初優勝を目指す!
――ケガから復帰し、諏訪魔&鈴木秀樹組から世界タッグ王座を奪還しました。
レイ:俺たち斉藤ブラザーズが世界タッグ王座のベルトを持っていないのは、ちょっとありえない。もともとは俺のケガで返上したベルトだ。原因を作った俺が言うのもなんだけど、俺たちは負けない。
――負けて王座を手放したわけではありません。
レイ: 返上したベルトを一発で取り戻した。斉藤ブラザーズがナンバーワンだと示すことができたんじゃねえか。
――対戦相手の諏訪魔&鈴木秀樹組はいかがでしたか?
レイ:正直な話、ちょっと苦戦した。俺の痛めている右肩を攻めてきたんだ。相手の弱っているところを攻めるのはプロレスのセオリー。
バカバカコンビの諏訪魔&鈴木は一流の選手だから、だいぶ攻められた。 だが結果的に俺たち斉藤ブラザーズの力が、あの2人の力を上回ったんじゃないかな。仲良さそうにはしたけど、100パーセントではなかったようだ。
――3.30の試合後、ブードゥーマーダーズ(=VM)の総帥TARUが、全日本からの撤退を宣言。ヒールではなくなったのでしょうか?
レイ:まあ、TARUの叔父貴が決めたことだ。VMは卒業、俺たちは特に変わんねえ。俺たちはベビーフェイスとかヒールとか、そういったものを超越した存在だと思っている。
――たしかにインタビューして、以前と全く変わりません(苦笑)。
レイ:俺は凶器とか、あんま使わねえ。ジュンも・・・ いや、あいつは使うって言ってたな(笑)。ただジュンの中でも、何も変わってない。
――斉藤ブラザーズは体が凶器みたいなものですから。
レイ:逆に相手選手には気の毒だな(笑)。
――斉藤ブラザーズはタッグチームとして十分爪痕を残しました。今度はシングル、まもなくチャンピオン・カーニバルが開幕します。気になる選手はいますか?
レイ:やっぱり兄貴のジュンだ。同じBブロックには、現在2連敗中の兄のジュンがいる。前に対決したのが去年の大晦日。正直、そんなに時間は経ってない。ただ俺たちはお互い日々成長してるから、前よりも面白い戦いを見せられるんじゃねえか。
あとはハートリー・ジャクソンやロード・クルーだな。デカい奴らと正面からぶつかったら面白いだろう。それにリーグ戦だが、そこまで意識はしてない。1試合1試合、相手をしっかりとぶっ倒していくだけだ。
去年のCCは4勝3敗でBブロック同率2位、昨年末のDDTプロレス「D王GP」は同率1位。ただ決勝に進出した納谷幸男に直接対決で敗れてしまった。どちらも、あと一歩で決勝戦。今年こそ、タッグだけでなくシングルでもやれることを証明できるんじゃねえか。
――最後にチャンピオン・カーニバルに向けて意気込みをお願いします。
レイ:いつもはタッグチームとして活動している斉藤ブラザーズが、同じブロックでシングル対決。これまで俺は2連敗、しっかりここで兄をぶっ倒して、「シングルのトップは俺だ」ということを証明してやる!
<インフォメーション>
4月18日(木)後楽園で春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024」が開幕。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
斉藤レイ X(旧Twitter)
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス