2.20後楽園、第25代GAORA TV王者として挑戦者・井上凌を退け初防衛に成功した立花誠吾。1月にベルトを獲得してから、さらに魅力を増した立花”アニキ”誠吾に今後の展望を聞いた。
――2.20後楽園、井上凌選手に勝利し初防衛に成功しました。
立花:あいつも「サスケ・スペシャル」を披露して、今回のタイトル戦への覚悟は見えたよな。ただ、まだまだGAORA TV王者としては相応しくない。結果としてベルトは俺の元にあるからな。
――現時点で次期挑戦者は決まっていませんが…
立花:俺としては「来るもの拒まず」だ。井上に防衛したが「GAORA TV王座」への注目度が三冠ヘビーや世界ジュニアに比べて低いように感じる。
井上戦の試合後、「そのタイトルに挑戦させろ!」と挑戦者が現れるのかと期待したんだが…
だからGAORA TVベルトに注目させるためにSNSで一緒に写真をあげたんだ。
――今後の目標の一つは、「GAORA TV王座」の地位を上げることでしょうか?
立花:そうだな。SNSの写真は、いつも一緒にいるイケメン(黒潮TOKYOジャパン)が「ベルトと一緒の写真をドンドン上げろ」とけしかけてくるんだよ(苦笑)。
そして最後には「GAORA TVベルトを俺にも巻かせろ!」という始末だ。
――黒潮選手は第14代GAORA TV王者でしたからね。ベルトに愛着があるのかもしれません。立花選手はベルトへの愛着はいかがでしょうか?
立花:愛着?メチャクチャあるに決まっているだろ!誰に聞いてるんだ、このやろ~
ベルトは俺の元にある。無くした時に寂しさを感じるのかもしれねぇな。
――ベルトを獲得してから、王道マットでの立花選手の放つオーラがさらに増した気がします。
立花:本当か?嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか(笑)。イケメンにも「ベルト獲得して、調子に乗っているな。でもオーラでてるよ」と同じことを言われたな。
――それは黒潮選手の独特の褒め言葉ですね(笑)。
立花:調子に乗れる時は、そのまま調子に乗って全日本のリングの中心まで行ってやるよ、このやろう!
GAORA TVベルトは「シングル戦線活性化を目的として全日本の最高峰である三冠ヘビー級王座に次ぐ位置付けのシングル王座」として設立された。そこには若手活性化という意味もある。
だが、キャリア2年目の安齊勇馬が三冠王座に挑戦したりするのを見ると、「それを超えたものを見つけないとベルトの価値が上がんねえのかな」と感じることもある。
――具体的にはどういうことでしょうか?
立花:オメェも察しが悪いな(怒)。例えば、他団体の挑戦者と戦ってもいいんじゃねえかってことだよ、このやろう~
俺は所属ではない、フリーの人間だ。だから他団体の挑戦者とシングルマッチも面白いだろ。
――全日本の選手だけではなく、他団体の選手と防衛戦も視野に入れているということですね。ところでベルトを賭けて戦いたい選手はいますか?
立花:ん・・・いねぇな(笑)。昔、憧れていた大日本プロレスの関本大介と、2020年9月イケメンの自主興行で戦った。ある意味、憧れていた選手と戦ったことで一つの目標は達成したんだ。
――目標であるレスラーと戦ったのですね。今、王者としてその関本さんの挑戦を受けるのも面白いと思いますが。
立花:それもありっちゃありだな。ただ、今、特別戦いたい相手は思いつかねぇな。しいていうならイケメンに勝ちてぇくれぇだな。
GAORA TVベルトを賭けて、日々の恨みと共にリング上でギタギタにしてやりてぇ。
そしてベルトに挑戦したいレスラー、俺の目の前にでてこいや~
――どことなく年末の格闘技の匂いを感じますけど(苦笑)。
<インフォメーション>
3月30日(土)東京・大田区総合体育館「ドリームパワーシリーズ2024」が開催されます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
立花誠吾 X(旧Twitter)
立花誠吾 Instagram
取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス