3月17日(日)、東京・後楽園ホールで「Judgement2024~旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル~」が開催された。DDTプロレス旗揚げ27周年記念興行となる今大会では、5大タイトルマッチを中心に激闘が続出した。
オープニングマッチでは、“インターンレスラー”鈴木翼デビュー戦。鈴木は学生プロレス団体である一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)で“母の子”マザコンキッドのリングネームで活躍している現役大学生プロレスラー。その相手を務めるのが、UWF関東学生プロレス連盟出身、BIMAの名で活動していた高尾蒼馬。
迎えた後楽園ホールでのデビュー戦、両者固く握手を交わすとゴングが鳴り、まずはバックの取り合いから、お互い出方を探りながらの序盤。
鈴木は素早い動きで高尾に飛びつきティヘラで攻撃。逆エビ固めでロープに手を伸ばすも何度もリング中央に戻される鈴木。だが諦めずロープを掴む。
エルボーの打ち合いから、鈴木の打点の高いドロップキック。
場外に出た高尾に向けて、ノータッチ・トペ・コンヒーロ。そして、トップロープからのスワンダイブ式ミサイルキックを繰り出す。
鈴木はスナップメイヤーからの低空アッパーカットで高尾をねじ伏せるも、カウント2。
コーナーからのフットスタンプで鈴木にダメージを与える高尾。しかし、鈴木のエルボー連打からランニングエルボー、抑え込まれるがカウント2。
鈴木はフェニックス・スプラッシュを繰り出すも自爆。高尾の強烈なカウンター、ランニングエルボー、最後はパーフェクトドライバーでカウント3。
学プロ出身の高尾の攻撃に、厳しい「プロレス」の洗礼を浴びた鈴木。
惨敗を喫したデビュー戦となったが、大奮闘した鈴木の記念すべきプロレスデビューに会場からは大きな拍手と歓声が贈られた。