3.17DDT後楽園大会でKO-Dタッグ王座、そして3.30全日本大田区で三冠ヘビー級王者·中嶋勝彦に挑戦する安齊勇馬(New Period)。3.6DDT新宿大会でKO-Dタッグ王者の遠藤哲哉&飯野雄貴と前哨戦が行われた。
――少し前になるのですが、2.9後楽園「日テレプロレス」でプロレスリング·ノアの清宮海斗選手とシングルマッチを行いました。いつもは冷静な安齊選手が感情を露わにした場面がありました。あの戦いはいかがでしたか?
安齊:やっぱり清宮選手は、僕よりキャリアが上ですし、実績を考えても上にいる選手だと思います。
僕の中では全日本以外で超えなくちゃいけない壁というか。決して目標ではないんですよ。ただ、越えなければいけない存在だと思っています。だから感情が高ぶって気持ちが乗りました。
たしかに試合では負けたけど、勝負としてみたら決して負けてないと自分では思っています。
――3.17DDT後楽園のKO-Dタッグ戦の前哨戦が、3.6新宿FACEで行われました。初めてKO-Dタッグ王者の遠藤&飯野組と戦っていかがでしたか?
安齊:飯野さんは見た通り、パワフルでしたね。僕はそんな絡みがなかったけど、本田と戦って当たり負けしていない。力強さを感じました。
遠藤さんは動きが素早い。「運動神経が良い」、この一言に尽きますね。ロープの反動を利用しバク転して僕と本田にアタックしてきたり。僕があまり思いつかないような動きをするので、戦っていて面白いです。
僕の中でDDTは「明るく楽しいプロレス」だと勝手にイメージしていましたが、その中に「本当の強さ」があった。それを感じた前哨戦でした。
――3.17DDT後楽園はKO-Dタッグ王座挑戦に、プラス「対抗戦」という意味合いがあると思います。
安齊:プレッシャーはないです。シンプルに対抗戦は燃えるし、気合が入りますね。
タイトルマッチは、これまで全日本のリングでしかやってきませんでした。新日本の永田裕志さんの三冠ヘビーに挑戦したのも全日本のリング。
でも今回はDDTのリングでDDTの選手とDDTのベルトを賭けて戦う。絶対的にアウェイじゃないですか。
全日本のリングだと、本田の反則カウント「1.2.3.4」も会場が一体となりますが、3.6新宿ではブーイングこそなかったものの、どうしてもDDTでは敵に映ると思うんです。でも、その場面も新鮮なので楽しみたいと思います。
――最後に3.17DDT後楽園大会、KO-Dタッグ選手権試合に向けての意気込みをお願いします。
安齊:世界タッグに挑戦して負けて、「これだ!」という実績は特にないけど、DDTのKO-Dタッグ王座戦で「全日本の強さ」を見せつけたい。
王道のリングを代表して、僕ら「New Period」がKO-Dタッグ王座を獲るので、後楽園ホールで応援して欲しいと思います。
<インフォメーション>
3月17日(日)東京·後楽園ホール「Judgement2024~旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル~」にて、KO-Dタッグ選手権試合<王者組>遠藤哲哉&飯野雄貴 vs 本田竜輝&安齊勇馬<挑戦者組>が行われます。チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また3.30大田区大会で中嶋勝彦の持つ三冠ヘビー級王座への挑戦も決まっている安齊勇馬。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材·文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス