――GAMIさんのような考えを持った方は貴重ですよね。今後、女子プロレス界とどのように関わっていく予定ですか?
GAMI:WAVEはWAVEなんですけど…最近、ものごとに対しての考え方を変えました。変えたてホヤホヤだけど(苦笑)。全てを三角形で考えるようにしました。ゴールがピラミッドの頂点。その頂点に辿り着くためには、何を積み上げて行くのか。
例えば「今後も女子プロレスを存続させるには?」というテーマをピラミッドの頂点に置くと何をすべきなのか?
女子プロレスの価値を上げるとか、認知度を高めるとかあるじゃないですか。そのためにはWAVEの集客を上げるとかASSEMBLE(※)を成功させるとか、いろいろあるんですよ。
※日本の女子プロレスの各団体が集まった組織団体。現在、定期興行を行っている。
じゃあ、成功させるには、どうすればいいのか。選手を増やすとか選手の質を上げるとか考え方を変えさせるとか、いろいろやれることがある。
「WAVEの企業価値を上げる」「WAVEを存続させる」と言うのがWAVEの中での目標。それと女子プロレス全体を見た時、やはり「女子プロレスを存続させる」というのが目標かな。
――GAMIさんはWAVEだけでなく、女子プロレス界や男子も含めたプロレス界全体を見ていますよね。
GAMI:ただ男子はDDTの高木大社長やNOAHの丸藤くんのように、経営陣に向いている人たちがどうにかするんですよ(苦笑)。でも女子に関しては、「プロレスをどうするべきか」とかを考えている人が少ない。考えていたら、現状のようになっていない。
だからまだまだやるべきことは沢山あります。せめて私が死ぬまでは「女子プロレス」が残っていて欲しいから、あと48年間は残すぞ!と(笑)。
<おわり>
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文・編集/大楽聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE