1.3DDT 後楽園大会、高木三四郎大社長に呼び込まれリングに登場したヨシ・タツ。昨年の大晦日、「やりたいプロレスがここになくなったので、それを追い求める旅に出ます」と所属していた全日本プロレスを退団。次に選んだリングはDDT。参戦から約2か月のヨシ・タツを直撃した。
――1月5日の新宿大会からDDTに参戦して約2ヵ月。DDTのリングはいかがでしょうか?
ヨシ・タツ:すごく自分にとってはやりやすいというか。今はどこのユニットにも属さず、DDTの選手全員と一通り組んでもらいました。新鮮だし、すごく良い感じですね。
――DDTはThe37KAMIINA(サウナカミーナ)や遠藤哲哉選手に代表されるハイフライヤーから、真っ向からぶつかり合う樋口和貞選手や納谷幸男選手、そして男色ディーノ選手やアントーニオ本多選手まで、個性豊かな選手が多数揃っている団体です。
ヨシ・タツ:正直、僕はいろいろなスタイルのレスリングを世界中でやってきて、どんなスタイルのレスリングにでも対応できると自負しています。
異種格闘技(2019年12月 vs西島洋介戦)や大仁田厚さんとの電流爆破、ルチャリブレのCMLL、そしてWWE、と世界中のリングに上がった。これだけ様々な団体のリングに上がったレスラーは僕ぐらいでしょう。
――その歴史にDDTが刻まれたわけですね。ところで気になる選手はいますか?
ヨシ・タツ:3.17後楽園で対戦する納谷幸男選手が気になりますね。
僕がデビューしたのは2002年10月、そのころは高山善廣さんが無双状態。2002年9月にノアのGHCヘビー級王座を獲得、2003年にはIWGPヘビーとNWFのベルトを巻いていました。
高山さんの姿と今の納谷くんが被るんですよ。なにかのキッカケで無双時代の高山さんのようになるんじゃないかな。
彼はインタビューで「DDTのトップになる」と発言していたけど、もっともっと上を目指して「プロレス業界のトップ」になってもらいたい。それだけの器を持つレスラーだと思いますね。
おじいちゃんが大鵬で、お父さんが貴闘力という血筋的にも申し分ない。話題性もある。もちろん本人の努力も必要ですが、それだけの逸材だと感じています。
――3.17後楽園大会では、その納谷選手が樋口和貞選手と組んで、ヨシ・タツ選手は石川修司選手とのタッグで対戦します。石川選手とのタッグは全日本時代、あまりなかったですよね?
ヨシ・タツ:同じ団体にいたけど、あまり組んだことがない。逆にとても新鮮ですね。
――今後、DDTで目指しているタイトルなどはありますか?
ヨシ・タツ:タイトルか…あんまり考えてないですね。今はレスラーとして「納谷幸男」に興味がある。
――3.17後楽園大会のタッグマッチでは対角線に立ちますが、将来的には組む可能性もありますか?
ヨシ・タツ:可能性というより、俺の願望で納谷くんとタッグを組んでみたい。彼の覚醒の手伝いが出来たらいいですね。
タイトルは、もう少しDDTの選手と戦ってみて、そのあとに見えてくるものだと思います。
<インフォメーション>
3月17日(日)東京・後楽園ホール「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」にて、スペシャルタッグマッチ 樋口和貞&納谷幸男vs石川修司&ヨシ・タツが行われます。
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでもお楽しみいただけます。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング