【プロレスリングWAVE GAMI】女子プロレスの未来について(中編)

――それで2005年に「THE WOMAN」を立ち上げたのですか?

GAMI:そうです。とあるところからお誘いを受けて月1興行で始まったけど1年くらいやったら「限界やな」と(苦笑)。自分はプロデュースという形で携わり、いろいろと学ぶことができた。だったら、ここで培ったものをベースにして、次に進もうと思いました。

その後、自主興行をして、「団体作りたいな」と思い始めました。その頃、フリーでレギュラー参戦する団体があり、月に15試合くらいやりました。でも、その回数が減ってくるんですよ。2年間フリーとして活動して月15本あったものが、8本になって、5本になってきた。

「ベテランやし、扱いずらいし、ギャラ安くはないし…そりゃ、そうやな」と思いました。そこで自分の城というか団体ができたら楽しいだろな〜と妄想してた(笑)。そこで解散することになったJDスター女子プロレスの桜花由美と一緒にプロレスリングWAVEを設立しました。桜花とは仲が良くて、しょっちゅう飲みに行っていました。

ただLLPWを見て学んだので、代表には男性を立てましたね。それで選手は私と桜花2人で、最初は他団体やフリーの選手に出場してもらいました。

――僕がプロレスリングWAVEで驚いたのは、肩書きに「コミカル」を掲げていることです。

GAMI:セクシーより先にコミカルが来てる、あれは映像ディレクターが勝手に考えたのです(笑)でも「セクシー&コミカル」より「コミカル&セクシー」の方が、しっくり来るかな。

――初めて「スローモーション」を観た時は、びっくりしました。

GAMI:あれ、会場では中森明菜ちゃんの「スローモーション」が流れている。YouTubeやDVDだと色々と問題があって音を消してるんやけど(苦笑)。

とにかくアホなことを考えるのが大好きなんです(笑)。世の中の「エンターテインメントプロレス」とは、ちょっと視点が違う「エンターテインメントプロレス」だと自分では思ってますけどね。

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