リングに戻ると、町田のストレートが炸裂。MAOのハイキックが町田の顔面を直撃。
壮絶な町田のパンチとMAOの蹴りの攻防で一進一退。町田が膝でMAOの腹部を蹴り上げ、さらに、ボディ、アッパーの強打撃で追撃しMAOを押え込むもカウント2。
「やるぞー!」と連呼し闘志を燃やす両者。激しく競り合うMAOの掌底と町田のパンチの打ち合い合戦では互いに一歩も引かず。しかし、MAOの変則回し蹴りからの「居合いスーパーキック」で町田を追い詰める。
10分が経過し、町田がバックドロップからの必殺技「居合パンチ」でMAOを沈める。ところが、カウント2でMAOはロープエスケープ。
町田の強烈なパンチが炸裂。「さあ、こい!」とばかりに両手を広げて笑うMAOに打ち込んでいく町田。
町田の回し蹴りを回避したMAOは、スタナーで町田にプロレス技を放つ。
両者、「改めて、やり合おう!」と、高く上げたこぶしを突き合った。強烈なミドルキックの打ち合いの末、MAOのハイキックが町田の頭部を強打。そして、町田のパンチがMAOの顔面を連続ヒットするも、MAOはみちのくドライバーⅡで町田を仕留めカウント3。
町田との魂を削る熾烈な熱闘を制し、MAOが5度目の防衛に成功した。
試合後、MAOは、「今、俺の手元にはUNIVERSALが戻ってきた!とんでもねえ男だな、町田光!本当に勇気ある挑戦、ありがとうございました」と町田の奮闘を讃えた。
そして、「次の照準は、4月4日(現地時間)フィラデルフィアだ!DDTアメリカ大会で防衛戦やる!」と宣言したMAOの前に、正田壮史が姿を現し、「フィラデルフィアに行く前に、そのベルトを俺が獲って、俺がチャンピオンとしてフィラデルフィアに(ベルトを)連れて行って、このベルトをもっとUNIVERSALにしてやるよ!」と挑戦表明。
MAOは「このベルトの一つだけルールがあります。それは、俺の次に獲るヤツは、俺が安心して次を任せられるヤツ。お前(正田)に、このベルトを俺が持ち続けることでみんなに見せていく景色を、未来を、奪う覚悟があるっていうんだったら、受けてやらないこともないんだけど」と。
そして、「今日来てくれたお客様が俺たちのタイトルマッチを観に来たいって言ってくれたらやらなくもないかなぁ?」との発言に、観客席からは盛大な拍手と歓声。
それを受けて、3月17日後楽園ホール大会、DDT UNIVERSAL選手権試合<王者>MAO vs 正田壮史<挑戦者>が決定した。