――宮崎選手と梅咲選手は、2021年6月のシングルリーグ戦「Catch the WAVE」コンプライアンス・ブロックで対戦していますが、その時は、梅咲選手に「はずかし固め」を決行しました。そして、間もなく開催される2.4後楽園大会は、Regina di WAVE~WAVE認定シングルマッチ。ベルトをかけた戦いとなります。「はずかし固め」の予定はありますか?
宮崎: 私は遥ちゃんを目の前にすると、何が何でも「はずかし固め」をやりたいと思っちゃう。そのモードになると、私は別に負けてもいいから、遥ちゃんが恥ずかしがっても、どうしてもやりたいって思っちゃうんです。
大概、チャンピオンシップの前には前哨戦が行われるんですけど、この前の1.13ディアナ道場での宮崎有妃&倉垣翼vs旧姓・広田さくら&梅咲遥の戦いでは、「はずかし固め」を出せませんでした。でも、2.4の前哨戦らしい試合になったと思います。
私と同じ日に1995年1月8日にプロレスデビューした、盟友と言っても過言ではない倉垣。去年ケガで欠場していて、ようやく念願叶って一緒に組めたことは嬉しかった。
waveでコミカルの最高峰といえば、旧姓・広田さくら。広田さんのコミカルは素晴らしいと改めて実感したし、倉垣に懐かしさも感じました。いろんな想いが交差した前哨戦になりましたね。
――宮崎選手は以前に、「ベルトに固執しない」とおっしゃっていましたけど、レジーナ王者という立場になったことで、自分の中で思い描くチャンピオン像やチャンピオンロードというのはありますか?
宮崎:waveをこうしたいとか、私がチャンピオンならこうしたいとか、思ったことはないんですよ。特にないけど、全てハッピーエンドがいいなって。みんなが笑って帰っていくというのが理想ですね。
waveの大会はハッピーエンドが多いんですけど、やはり戦いなので必ずしもそうじゃない時もあります。でも、私がチャンピオンでいる限りは、全大会、笑顔で終わりたい。
それから、特にチャンピオンロードも考えていないですね。野望とか何もないです。
だけど私はチャンピオンとして防衛をし続けていたいから、そういうことを言っているわけではないんですが、若い子に責任感を持たせてあげたいというのは考えています。
レジーナの試合はメインのシングルマッチだし、挑戦してくる時は、気持ちだったり、声援だったり、いろんなものを背負ってくるじゃないですか。
ベルトをかけた試合をやるとかチャンピオンになるということは、ある意味、責任を負うこと。
だから、炎華やきずなはデビューして早い時期にチャンピオンになったけど「大丈夫かな?」と。
挑戦するっていうことの重さ、責任の重さをわかってもらえるようにちゃんと教えたいと感じます。
変な試合もできないし。その大会を締めるわけだから、泣いてもわめいても「試合が終わらなきゃ、リングから降りられないぞ」っていう責任感は大切ですからね。
――2.4後楽園大会、梅咲選手を挑戦者に迎えるRegina di WAVE王座戦に対して、意気込みをお願いします。
宮崎:遥ちゃんは、私が何をしてくるのか想像つかないと思う。だから、挑戦するにあたってのイメージができずに、どうしたらいいのかわからなくなっているとは思います。
ただ私が心がけていることはハッピーエンド!私が遥ちゃんに勝利し、レジーナを必ず防衛します!
<インフォメーション>
2月4日(日)後楽園ホール『Valentine wave 2024』、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合<王者>宮崎有妃 vs ZAN1優勝者・梅咲遥<挑戦者>、第21代Regina初防衛戦が行われます。大会スケジュールやチケット詳細はプロレスリングWAVE WEBサイトをご覧ください。
取材・文/まるスポ編集部
写真提供/プロレスリングWAVE