【全日本プロレス 田村男児】岩本煌史さんとの戦いを避けるわけにはいかない。王者として壁を越えていかないと新時代は来ませんから

Jr. BATTLE OF GLORY 2023」で初優勝。大晦日、流出していた世界ジュニア王座をエル・リンダマンから奪回した田村男児。新年早々、1.2後楽園でEvolutionの同門・佐藤光留を破り世界ジュニア初防衛に成功。1.27八王子大会で岩本煌史と2度目の防衛戦が決定した。

――昨年末、田村選手に「2023年の振り返り」を伺ったら、まだ大晦日前なので振り返れないと。大晦日にタイトルを奪取し、年明け早々に初防衛も果たしました。改めて2023年を振り返っていただけますか?

田村:2023年は、いろいろなことに挑戦できた一年です。世界ジュニアは4度目の挑戦で、今回はどうしても手にしたかった。獲得できて、今はホッとしています(笑)。

長いレスラー人生の中で大晦日にタイトルマッチが戦えるなんて、なかなかないですから。そういう状況で挑戦し世界ジュニアのベルトを戴冠できたことは、嬉しいですね。

試合前、エル・リンダマン選手はお客さんを煽りながら世界ジュニア戦を盛り上げてくれました。あのような煽り方が苦手なファンもいると思いますが、僕にはできない。本当にありがたかったです。

――リンダマン選手は全日ファンから嫌われたみたいで、本人も相当凹んでいましたね。大晦日にリンダマン選手から奪取して、1月2日に佐藤光留選手と初防衛戦。もし負けてしまったら“2日天下”になる可能性もありました。

田村:それはそれで伝説になるので面白いですし、僕らしいかなって(笑)。2019年1月2日に僕はデビューしました。デビュー戦は(青柳)亮生と組んで、佐藤光留さんと青木篤志さんとの対戦でしたが、本当に何もできなかった。

だからこそ5年間の成長をデビュー戦の2人にぶつけたかった。それで光留さんを初防衛戦の相手に指名しました。青木さんとも戦いたかったけど…きっと後楽園のどこかで見てくれていたと思います。

――前回、田村選手は「亮生選手、ライジングHAYATO選手、大森北斗選手に遅れをとっている」と話してくれました。今回、世界ジュニアを戴冠することで立場が変わったと感じますか?

田村:あんまりそういう風には考えないです。「チャンピオンだから強い」っていうイメージを、みんな持つと思いますけど、僕は全てを背負っていくチャンピオンです。

あくまでも気持ちはチャレンジャーのまま。チャレンジャーの気持ちで積極的に動きたいですね。

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