――2024年は結果を求める一年にしたいと。
安齊:デビュー1年半だと、まだ若手で結果を求めなくてもいいのかも知れません。ただ今の全日本の状況を見ると、ただ頑張っているだけではダメなんじゃないかと。
ただ期待されて、「今日も良かったね、いい試合だったね」では進歩がありません。
――それはいつくらいから感じたのでしょうか?
安齊:年末、大森選手やヨシ・タツ選手の退団がありました。ちょっとモヤモヤしていた中、やっぱり決め手になったのは目の前で宮原健斗が中嶋に敗れた時です。
全日本の会場で「アリ・ボンバイエ」が流れて中嶋が入場、「123ダー」で締め、最後に「イノキ・ボンバイエ」で退場。これは屈辱でしかない。これで何も思わない所属選手がいたらダメだと思います。
全日本プロレスのファンの方も同じ気持ちだと思うし、僕たち以上に不安だと思います。応援してくれる方を、そんな気持ちにさせてはいけない。
口ではなんとでも言える。行動で示すしかない。だから今年は「結果」を愚直に求めます。
――ところで今年の目標はベルト獲得でしょうか。
安齊:もちろんベルトも狙いますが、4月から始まるチャンピオン・カーニバルで優勝すること。実力で頂点を獲ることで結果が見える。そしたら自ずとチャンスが舞い込んできます。その後に三冠王座、世界タッグ王座があると思っています。
<インフォメーション>
1.14後楽園ホール「新春ジャイアントシリーズ2024」が開催。安齊勇馬選手はデビュー50周年を迎える渕正信選手と対戦する「ロイヤル渕ランブル」に出場します。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス