12月24日東京・後楽園ホールにて、DDTシングル最強の座を決めるリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2023」の公式戦最終日を迎えた。
Aブロックは樋口和貞が勝ち点6で単独トップ。上野勇希(5点)、佐々木大輔(5点)、遠藤哲哉(4点)で追い、4人が決勝戦進出の可能性を残して最終戦に突入という大混戦の中、遠藤哲哉が決勝戦進出を勝ち獲った。
Bブロック、クリス・ブルックスの欠場により斉藤レイが勝ち点8、続いてMAO、納谷幸男が勝ち点6で並ぶ。
12.3新宿FACE大会で、クリス・ブルックスにリングアウト勝ちを収めたMAOはUNIVERSAL王座V2成功とともに、2勝1敗で勝ち点を4に伸ばした。12.17熊本でもMAOの勢いはそのまま、KANONに勝利し3勝1敗6点となり、納谷、レイに並んで首位タイとなった。
しかし、公式戦最終日直前に、クリスが欠場により不戦敗。MAOは決勝戦進出の可能性がない状況で最終戦に臨んだ。
納谷は、12.9大阪大会でKANONと対戦し初黒星を喫したものの、開幕戦から3連勝で3勝1敗の勝ち点6。Bブロック、勝ち点8のレイを追走する形で最終戦を迎えた。
ゴングと同時にMAOは激しいエルボーを納谷にぶつける。感情を露わにした納谷のエルボーがMAOの顔面を襲う。
直接対決で斉藤レイに勝利している納谷は、MAOに勝利すれば優勝決定戦に進出。
パワーで攻めてくる納谷に対して、DDT UNIVERSAL王者のMAOはスピードで納谷を撹乱。しかし201cm130kgの納谷の攻撃一発で形勢が逆転してしまう。
MAOは納谷の巨体を蹴りで攻略、リングに崩れ落ちる納谷。
エルボー合戦は不利と判断したMAOは左右の蹴りで納谷の体を蹴り抜くが、格闘技経験のある納谷は重量感たっぷりの蹴りとニーリフトをMAOの体に浴びせる。
高い位置からのネックハンギングボムをカウント2で返すMAO。だが最後は世界一のバックドロップで納谷がカウント3を奪い、MAOに勝利。この結果、納谷の2年連続優勝決定戦進出が決まった。