この日を迎えた時点のAブロックは、樋口和貞が勝ち点6で単独トップ。上野勇希(5点)、佐々木大輔(5点)、遠藤哲哉(4点)で、4人の決勝戦進出争いとなった。一方のBブロックでは、クリス・ブルックスの欠場により斉藤レイが勝ち点8、続いて納谷幸男、MAO が勝ち点6で最終戦突入。
12.16福岡大会で、遠藤は佐々木大輔に足極めクロス・フェースロックでギブアップ負け。11月の両国大会に続き連敗を喫した。
「やっぱり俺は弱いよな。勝負どころで決めきれない」と遠藤は弱音を吐いたが、最終の樋口戦に向けて気持ちを切り替えていた。
樋口は、12.16福岡大会で飯野雄貴との超絶肉弾戦を制し、3勝1敗6点でAブロック単独首位に立ち、公式最終戦を迎えた。
引き分け以上で優勝決定戦に進出する樋口と、勝利しないと優勝決定戦への道が閉ざされてしまう遠藤。
二人の戦いは、昨年8月大田区KO-D無差別級王者の樋口に遠藤が挑戦して以来の戦いになる。
序盤から流れを掴んだ樋口は遠藤の胸に何度もチョップを打ち込む。年内いっぱいでバーニングを卒業する秋山のためにもD王GPの優勝したい遠藤は、リング下の樋口にサスケスペシャルを放つ。
勝ちを急ぎコーナーに立った遠藤に樋口はブレーンクロー。そして遠藤の両腕を抱えると頭突き、そして雪崩式かんぬきスープレックス。
樋口は至近距離からのラリアート、そしてドクターボムで遠藤を追い込むがカウント2。そして樋口のぶちかましを遠藤はテツヤ・イン・ザ・スカイ。樋口の巨体をアルゼンチン・バックブリーカーの体勢に抱え上げると遠藤はトーチャー・ラック・ボムだがカウント2。
最後は遠藤がコーナー最上段からバーニングスター・プレスで勝負あり。1.3後楽園の優勝決定戦進出を決めた。